ロカビリーなリーゼントは、櫛目のラインと、ポンパドールの高さが決めて!

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

「やっぱりリーゼントにすると気持ちがいい。」そんな声がお客さんから聞こえて来ました。

コロナ禍の中で髪の毛を伸ばし、ライブも飲み屋もいけないと、ヘアーセットをしなくてもいいようなヘアースタイルにしていたんです。でもやっぱりライブも行きたいし、飲みにも行きたい。ここでコロナ禍も落ち着いてきた。自分の気持ちに素直になった時に、自分にとって本当のヘアースタイルはリーゼントなんだと、タイトなリーゼントは自分の心を奮い立たせる起爆剤になるんです。

今回のお客さんは、どのくらいの長さでどんな形のリーゼントが好みなのか分からなかったので、色々な角度から好みの形を聞いてみたんです。やはりキーポイントは、ロカビリーバンドのウッドベースをやっているということでした。そして形的には、ボクのリーゼントと同じ感じにしてほしいということです。そしてしっかりとサイドバックは短くして、スッキリ感を出したいということでした。

ボクがヘアースタイルの好みを聞いた時に、やはり1番に感じたのが、ロカビリーバンドをやっているということでした。だからリーゼントは、ロカビリーな感じにしたんです。そして1番肝心なことは、フロントの長さなんですよね。この長さをどのくらいにするかで、高さが決まり、全体の雰囲気が変わってくるんです。例えばポンパドールが低いと、ただのオールバックみたいな感じになってしまいます。長すぎてもまとまりません。

そこで前髪はそこそこの長さにして、サイド・トップ・バックをタイトにすることで、ポンパドールを強調しよう考えました。体を使う仕事柄、中途半端な長さの前髪は鬱陶しく感いてしまうんです。だから長いか短いかにしないといけなんですよね。まず前髪を自然におろし、眉毛の下くらいにしたんです。これなら下ろした時に横に流れるし、目にかからず鬱陶しくないからんですよね。

その前髪を基準に、トップを一気に短く、そこから繋がるサイドバックも短くしました。それによってフロント長さが強調されます。出来上がったリーゼントは、ポンパドールから一気にトップに斜めに繋がり、サイド、バック、ダックテールをキレイに表現することができました。お客さんも「センス良き理想的なリーゼント」と気に入ってくれて嬉しかったです。ヘアースタイルは顔とのバランスが大事、でも自分の個性を出すには、そのバランスを壊す度胸も大事なんですよね。

ロカビリーなリーゼントは、トライアングルな高めのポンパドールに、タイトでキレイな櫛目のサイドとダックテールがキメてになります。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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