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高さを作りにくいリーゼントのポンパドールは、いつもよりフロントの長さを短くしてみよう!
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
来店をしてくれお客さんに、セットの仕方を必ず伝えています。特にリーゼントにするお客さんは、自分でセットする時のポイントを必ず伝えているのですが、店で説明を聞いてもらった時には「なるほど」と納得してもらっています。しかし自宅に帰り、自分でリーゼントを作ってみるとなかなか上手くできないっていうんです。もちろんお客さんが1番に難しいと感じているのが、フロントのポンパドールなんですよね。このポンパドールの高さを出す方法は、何度かブログにも書いたのですが、本当はそんなに難しくないんです。ただきっと髪の毛の性質をよく掴んでないので作りにくいんですよね。
(いつもより短くして(おろして眉毛くらいの長さ)、フロントが立ち上がりやすくしました)
フロントのポンパドールの高さを出すには、1番大事なのは「サイド・トップ・ヘチ」をどれだけビシッと抑えることができるにもよるんです。この部分にボリュームがなくなることで、フロントのポンパドールは際立ち、決して高く作るという意識がなくても、フロントを後ろにといた時にある程度の高さが出るんですよね。でもそれではどうしても満足しないという方には、フロントの高さの作り方を紹介しています。
ポンパドールの高さを作る時に、絶対にやってほしいのが根本を立ち上がらせるということです。根元が立ち上がることで、ようような高さのポンパドールを作ることができます。ことの時に大事なのが、クールダウンさせるタイムなんです。ブラシを使い根本をしっかり立ち上がらせます。そしてそこにドライヤーの熱を当てます。髪の毛はケラチンというタンパク質でできているので、熱によって柔らかくなるんです。そしてブラシで立たせた根本をドライヤーを外して冷やすと、硬くなり根本が立ち上がった状態になるんですよね。そして自分が作りたい高さのところをブラシで曲げて、熱を当て冷やすことでポンパドールの形を作ることが出来るんです。
それでもどうしても立ち上がりが作りにくい、根本に熱を当てても立ち上がりをくれない。そんな方は、いつもしている長さよりフロントを短くします。できたらフロントが浮き始めるくらい、前に垂れないくらいの短さにするんです。それによって立ち上がりが作りやすくなります。ポンパドールが低くなると感じたら、そんな時は最初に書いたように「サイド・トップ・ヘチ」をしっかりと抑えてくださいね。ポンパドールが際立ちます。
この記事の投稿者
乗本和男