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前立腺のホルンモン療法で、女性化してしまうお客さん。
こんにちは。
浜松市佐久間町の 理容師 乗本和男です。
男性には特有の病気があります。
特に男性に多いのが前立腺の病気です。前立腺は男性しかありませんからね(笑)そんな病気にかかるお客さんが結構いるんです。年齢でいったら50代後半くらいのお客さんからみえて、90歳を超えたお客さんまで治療をしている方がいます。この前立腺の病気は前立腺肥大とか前立腺がんとかになるんですが、肥大の人は自分で気がつかないだけで、多くの患者さんがいるみたいです。やはりおしっこが出にくくなって初めて気がついて、病院に行くみたいですよね。最近はがん検診を皆さんやっているので、早期に見つけて大事にならなくて済む人が多いです。
そんな前立腺の病気の前立腺がんですが、手術して摘出して完治する場合と、ホルモン療法をする場合があるみたいなんです。ただこの病気の厄介なところは、手術すると、男性本来の機能を失ってしまうことになるですよね。だからお客さんの中には、若いからと温存療法ではないですが、前立腺を最低限度残して手術をする人もいるんです。年齢や状態によってはホルモン療法だけの治療の方もみえました。
ただこのホルモン療法は、良いことも悪いこともあるんですよね。
「男性ホルモンの分泌や働きを抑える療法をおこなうので、女性ホルモンが優位になるために、乳房の女性化や肥満、睾丸の縮小、毛髪が増毛し体毛が 薄くなるなどの女性化がおこることがあるんです。」
まだ胸が女性みたいに膨らんでいるお客さんは見たことがないですが、実際に療法してるお客さんの髭を剃ろうとしたら、知らない間に髭が柔らかくなり、薄くなっていたんですよね。それに肌がプリプリして、男性のゴツイ肌ではなくて、女性のような柔らかい肌になっているんです。正直、顔の肌が張って若くなった感じになってるです。
そして昨日来店したお客さんは、髪の毛が増えたって喜んでました。ボクもヘアカットする時に、あれ!こんなに髪の毛多かったかなーって思ったんです。前回までは地肌が見えていたんですが、今回はお客さんの毛髪は太くなって増えていたんですよね。こんな嬉しい副作用もあるんだなって、お客さんと「良かったですね」って喜びましたもん。でもあくまでも治療の副作用ですからね。そこは考えないといけませんね。
ボクが若い頃、知り合いの床屋のおっちゃんに「お前にはまだ関係ないが、S◯Xをしていると、前立腺がんになりにくいらしい」ということを聞いたことあるんです。実際にそういった研究結果もあるみたいですよね。
でもボクもがん検診は毎年しています。もちろん前立腺がんもです。加齢によって失っていったものを蘇らせるのに、ホルモン療法の副作用は効果が出る場合もありますが、なりたくない病気です。そこでしっかりと予防をしてほしいなって思います。
がんを防ぐための12か条
1条 たばこは吸わない
2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3条 お酒はほどほどに
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
6条 野菜や果物は不足にならないように
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから
この記事の投稿者
乗本和男