フィフティーズな床屋, 仕事観, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
僕が出張床屋をやっている理由は、感謝の気持ちからなんです。
こんにちは。
浜松市の理容師 乗本和男です。
急激な過疎化と高齢化
先日仕事の合間に電話がなったんです。いつものようのお客さんだと思い電話に出たんですよね。そしたらお客さんではなくNHKの方からでした。
なんだか最近色々なところから、電話が来たり会いに来たりしてくれているので、何かなって聞いたんです。そしたら僕が感じている地元愛と出張床屋のことについて聞きたいという話でした。
生まれてからずっと(5年だけ就職していて離れましたが)ここ佐久間町に住んでいます。そしてここ佐久間町が人で溢れ賑やかい時代のことを知っているんですよね。
地元商店も消えて行った
佐久間町は旧浜松市と合併してから急激に過疎化が進みました。やはり1番痛いのは旧佐久間町の役所に勤めていた人が中心に転勤になり、それに便乗するかのように家族や他の若者も出て行ったことなんですよね。
そして人がいなくなると商店はやっていけなくなります。そして商店も後継者を育てず自分1代で終わることにしてしまったので、僕の街にびっしりあった商店も今では片手で数えれるくらいになってしまいました。
地元愛もお客さん愛も感謝の気持ちから
こんな感じに寂れてしまった町ですが、変わらないことがあるんです。それは町の匂い。僕が生まれてずっと感じて来た町の匂いなんですよね。そんな懐かしく色々な思い出を蘇らせてくれる匂いが好きなんです。僕の地元愛ってこれから始まっているんですよ。
そして出張床屋も全く同じで、地元愛とお客さん愛は僕の大切なものなんですよね。大好きな町が寂れてしまったらなんとかしてまた盛り上げていきたい。もしお客さんが病気で僕の店に来れなくなってしまったら、僕の方から時間をかけてでも行ってあげたい。
地元やお客さんにずっと自分が今まで生きて来た間お世話になり可愛がってもらったんですよね。地元に住むお客さんに少しでも喜んでもらえる、まだまだ僕だけでは小さな力かもしれないけど、自分ができることで元気になってくれたら嬉しいです。
この記事の投稿者
乗本和男