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物を英語風に日本語で話す、言葉遊びって楽しいよね。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
中日新聞朝刊の社説に、面白く懐かしいなってことが書いてあったんです。「オストアンガデル」とカタガナで書かれていると、これってなんだろうって考えてしまいます。英語なのか?初めボクも見た時に、コロナウイルスの特効薬が出来て、その名前なんだと決めてかかってました。でも読んでみたら全く違うことだったです。このカタガナを日本語に直すと「押すと餡が出る」饅頭のことだったんですよね。なるほどこれって日本語に直すと意味が分かるけど、カタガナだと全く分からない言葉遊びで、物の名前を外国語で表した言葉なんです。
早い話が、日本語を英語風にアクセントを変えて言って遊んでいた、そんな感じなんですよね。そう癒えばボクもルー大柴みたいに、英語と日本語を混ぜて使っていたことがありました。もちろん遊びでですけどね。なんとなく分かる英語まじりの日本語は、愛嬌があって周りの人に人気があったと思います。ただこちらの場合は、ただのの日本語を英語風に話すことで、何となく英語を話せない日本人でも、英語を使っている気にでもなったんですかね。
この日本語の英語風は、昭和の初期に流行ったみたいなんです。アメリカと戦争を始める前でしょうね。それだけに新しいものにかぶれやすい日本人の特徴で、英語がなんだか分からないから、日本語を英語風に話すことで、英語を話している気分になって、楽しんでいたのかもしれません。まさに外国語もどきです。大体は日常のことからヒントを得て、英語に変換しているんです。
社説に載っていたのは
①「アリヨール」
② 「サイテヤーク」
③「ヒネルトジャー」
さてさて、この3つの日本語はなんでしょうか?
カタガナだけを見ると、なんだか分からないけど、よく考えると分かる感じがします。答えは1番最後に書いておきますので見てくださいね。子供の時もそうでした。なぜか 英語=アメリカ というイメージが湧き、アメリカへの強い憧れがあったんです。ですからオールディーズにハマり、覚えやすい英語を歌うことで、何となく英語を話せる感じがする気がしていたんですよね。それと同じで、昭和初期の人は物の名前を英語のように話すことで、何となく英語を話している気分になっていたのでしょう。でもユニークな日本語を、英語風に話す言葉をこれからも使ってほしいです。
答え
① 砂糖
② うなぎ
③ 水道
どうでした?全部言えました?でも楽しいですよね。こんな言葉の遊びもたまに使ってみると、楽しくていつもの雰囲気が変わるかもです。
この記事の投稿者
乗本和男