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松明に火をつけて、ご先祖様を「迎え火」でお迎えします。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
今日からお盆に入りました。去年から続くコロナ禍の影響で、盆踊りもなくなり、いつもなら朝から準備をする人で JR 浦川駅 は賑わっているんですが、乗客のお客さんもいないんで、静かなもんなんです。まだ商工会で盆踊りをやっえている時には、地元の浦川小学校で、櫓を立てて賑やかくうやったものです。ボクたちも商工会の青年部として、休みが重なった時には準備に行ったりして、盆踊りの雰囲気を満喫することが出来ました。
それから人も少なくなって来て、小学校のグランドでは広すぎるようになったんです。人もいないと準備も大変になってしまいます。そこで、JR浦川駅の広場でやるようになったんですよね。スペースもそんなに広くなく、こじんまりしてますが、今の人手では丁度いいくらいなんです。そこに地元 浦川の商工会と観光協会と力を合わせて、盆踊り会場を作っています。やぐらではなくトラックの荷台を使い、それをやぐら代わりにして太鼓を叩き、盆踊りをしたんです。
それがこの2年間中止になってしまいました。SNSでは名古屋でソーシャルディスタンスを取り、マスクをはめて、名古屋城公園で盆踊りをしているのを観ました。コロナ禍の中でも場所とやり方を考えたらできるんですよね。でも何かがあるといけなから、無難に今回も何もしない方がいいでしょう。
そんなお盆を迎える時に大事な行事があります。それが「迎え火」なんです。13日の夕方に、先祖の霊が家に帰ってくる時に、ちゃんとどこの家に行けば良いか道標を出しておくんです。それがこの「迎え」火なんですよね。
松明を重ねて火を燃やす「迎え火」は、観ているととてもノスタルジーな感覚に落ちいるんです。ボクが知っているご先祖様は「おじいちゃん・おばあちゃん・父親」その前のご先祖様も、皆んなが道に迷わないよに、しっかりと火を焚いて迎えます。
今日から #お盆 です。
ご先祖様が家に真っ直ぐ来れるように #松明 を炊きました。ご先祖様、待ってます。#迎え火 pic.twitter.com/KSbeX4NNdK
— 乗本和男 (エルヴィス) 【フィフティーズな床屋の店主】 (@tokayanori47) August 13, 2021
盆踊りもなくなり、親族や兄弟もこない静かなお盆。少し寂しい感じがしますが、松明を豪勢に炊いて、少しでもご先祖様を賑やかく迎えてあげたいと思います。
この記事の投稿者
乗本和男