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夏休みだけ許される校則違反!
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
いよいよ夏休み入って、気持ち的にも開放感に襲われて来ます。まずしたくなるのが、今まで規則で縛られていたものの解放です。そう子供たちにとって、学校の校則は、自分がしたいことへの抑制の規則なんですよね。そのタグが外れるのが、この夏休みなんです。それは校則が厳しい学校に行くことがないから、学校に行くまでは、自分の思い通りのことができるんですよね。
ボクも床屋の息子ながら、夏休みには色々なことをやってました。特にやりたかったのが脱色とパーマなんです。でもねパーマは元々が癖毛なんで、かけると余計にクルックルになってしまい、カッコ悪くなったことを覚えています。それと脱色ですね。別にヤンキーではなかったのですが、夏休みの開放感が、なぜか金髪にしてみいたいという行動に走ってしまったんです。うちでは床屋だけどやってくれないので、友達の家に行き、オキシドールを買って来て2人でやったんです。
お互いに付け合って、ドライヤーで熱を当てて、脱色を早めてたりしていたんですよね。当時はタバコを吸っていたので、タバコを吸って無駄話をしていて、気がついたら髪の毛がキンキンになって、凄い髪の毛になってました。でもここまで金髪ってやったことがなかったから、夏休みの間ずっとしていたんです。そして何かの関係で学校に行き、床屋ということで黒くするスプレーがあったので、金髪を一時的に黒く染めたんです。
その日は暑くてプールが開放されていたんですよね。先生も誰もいなかったから、スプレーで金髪を黒くしたのを忘れていて、プールに飛び込んで泳いでいたんです。そして顔を水面に出したら、いきなり髪の毛を引っ張られて、なんだと思ったら、生徒指導の柔道の顧問が、ボクの髪の毛を引っ張ってプールの外に連れ出したんです。びっくりと一緒に「しまった」と、こちらの方が強く感じましたね。そして説教され、結局次の日に髪の毛を黒くして、生徒課の先生のところにいったんです。今となっては懐かしい思い出です。
そんな夏休みだけ許される校則違反、昨日来店してくれた学生さん、校則では違反になるツーブロックヘアーをして来ました。ただ学校が始まる前に普通になっていてほしいということで、下の薄さは少し厚めのバリカンを使ったんです。フロントはアシンメトリにして、斜めにカットしました。本当は校則違反、だからこの夏休みが唯一自分の思通りに出来る楽しい期間なんですよね。どんどん自分の好きなしたいことをして、楽しい夏休みの思い出を作ってくださいね。
この記事の投稿者
乗本和男