郡上八幡の郡上おどりの原曲は、他から持って来たものだった。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

今日来店してくれたお客さんとの会話の中で、初めて知った事実があったんです。盆踊りと言ったら郡上八幡の郡上おどりですが、あの有名な「かわさき」っていう曲の原曲は、伊勢 遊郭の遊女が川崎音頭を遊び歌にして作ったみたいなんです。そしてそれを伊勢参りに来た人が持ち帰り、郡上八幡で流行ったんですね。それが江戸時代、それから大正時代に大正ロマンが香る、今の「かわさき」という曲になったんですね。

(こちらからお借りしました)

お客さんはあちらこちらに旅をするのが好きで、今はコロナの関係で行けてませんが、よく郡上八幡には郡上おどりを見に行ったらしいんです。そのお客さんとは、お盆が近くなるこの季節になると、必ず来店の際には、旅で出会った色々な盆踊りについて話してくれるんです。特に面白いのが、山奥の僻地にある集落で伝わっている伝統ある盆踊りに魅力を感じているんです。踊るというより、その盆踊りの歴史と背景を見つけることが好きみたいなんですよね。

(こちらからお借りしました)

郡上おどりはとりわけ好きみたいで、寝ずに踊る徹夜踊りも参加をされているんです。そんな郡上おどりの曲の中で、1番有名なのがさっき書いた「かわさき」って曲で、なんで郡上八幡なのに「川崎」なんだろうと思うよね。そんな疑問をお客さんは丁寧に教えてくれたんです。ボクもこの時まで、この曲の元が伊勢参りから始まっているんだとは知りませんでした。昔は江戸時代、徳川吉宗の時代に、疫病が流行り、大した薬がない時代、神頼みをするしかなく、伊勢神宮にお参りに行っことが発端となり、この時代から商人など、伊勢参りを頻繁にするようになったんです。

(こちらからお借りしました)

特に郡上八幡は、福井県や富山県などから、伊勢参りに行く方の宿場町として栄たんです。そんな方々が、色々と伊勢から持ち帰り広めていったんですね。この「かわさき」もそうですが、春駒という曲は春馬の競りの時に7両3分で売れた、嬉しいという気持ちを歌った歌らしいんです。春駒の元は、福井県から伊勢参り行く人たちが、郡上に宿泊して地元の有名な焼きサバ売りの歌を伝え、それが原型になったみたいでした。

(こちらからお借りしまた)

郡上おどりは10曲あるみたいなんです。それも知らなかった。まさか有名な郡上おどりの曲の元が、他から持ち込まれたということを知り、きっと知らない人もいるだろうなって思い書いてみました。歴史って聞いたり調べたりすると面白いよね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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