フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
ヘアーサロン ノリモトの「床屋のあるある!」
こんにちは。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
床屋をやっていると、お客さんとのやり取りの中で、色々と楽しいことがあるんです。本当にボクからみて、お客さんのクセとか性格がすぐに分かる、そんな仕草や行動が、床屋にとって嬉しいこともあるし、困ったこともあるんですよね。でもそれを全部ふっくるめて、ボクのお客さんなんだっていつも接しさせて頂いているんです。そこで今回はそんなお客さんの仕草や行動のクセなどを、こんなお客さんの行動あるあるを紹介してしたいなって思います。
未だにいる、化石みたいな親父ギャグのお客さん。
シャンプーをする時に、床屋はスタンドシャンプー(今はトークを避けるために、いきなり前洗面で洗ってます)で、1回目のシャンプーをするわけです。このスタンドシャンプーをすることで、頭皮の血行がよくなり、頭皮に痒みを感じるようになるんです。
いつもめちゃ笑えるお客さん!
シャンプー時に頭皮のカユミを聞くと、必ずいう言葉が、
「背中がカユイです」
今でもウチの床屋であるある〜(笑) pic.twitter.com/DNs43nK4KJ
— 乗本和男 (エルヴィス) 【フィフティーズな床屋の店主】 (@tokayanori47) June 26, 2021
ボクはそれを知っていてやるんですが、そしたら前洗面に頭を出してもらい、2回目のシャンプーをするんです。その時にお客さんに「痒いところはありませんか?」と聞くと、毎回のように「背中が、腕が、足が」と場所を変えて答えてくれるお客さんがいる。本人は親しみを込めて言ってると思うけど、もう他にそんな化石みたいな古いこと言う人なかなかいませんから(笑)
髭剃りの時に、顔に力を入れて剃らせてくれないお客さん。
本当は剃りやすいくなるだろうと思って、カミソリが当たるところに力を入れてくれると思うんですが、実はとても剃りにくくなってしまうんです。髭が生えている皮膚を固くすると、毛根が皮膚の中に沈んでしまい、しっかりと深剃りできなくなってしまうんですよね。きっと深剃りする時に、ボクが指で皮膚を引っ張ったりしているので、それならと自分で固くしてしまっているんです。
それにカミソリの移動する時に顔に力を入れて固くすると、バッテイングして危ないこともあるので、本当は自然なまま髭を剃らせてもらいたいんです。でもボクのことを思ってやってくれているので、ボクもなるべく言わないように、気をつけながらやっています。
今回はオーソドックスなボクの店のあるあるを書いてみました。でも本当にお客さんて楽しいし、ボクのことを考えて行動してくれているんだなって感じています。まだまだこんなことやあんなこと、これからも小出しに書いていきますね。
この記事の投稿者
乗本和男