思い出のいっぱい埋まった、嫁さん実家の片付け。

今日は陽子の実家の片付けに行って来ました。お母さんが亡くなって、気がついたら1週間も経ってます。思い出のいっぱいある家。色々なことがボクの頭の中に浮かんでくるんです。ここ小牧の桃花台に春日井市から引っ越して来たのが15年前です。春日井市では勝川に住んでました。そこでも色々な思い出があるけど、こっちの家の方が思い出が多いな。ここに引っ越して来た時期に、ボクがゴルフに夢中になっていたからです。なんと言っても大好きなのがゴルフとビール。このワンセットは1年間行くたびに変わらない楽しみでした。

実家に行くと朝の5時に起きて、ゴルフの練習場に行くんです。また家から練習場が近くにあったんですよね。冬でも夏でも早朝練習に行き、必ずお母さんが作った朝ご飯ができる8時には帰ってくるんです。そして気を使って、お母さんが必ずご飯前にビールを1本出してくれるんです。もちろんその後は自分で冷蔵庫から出して飲んでました。美味しい朝ごはんのおかずをつまみにビールを飲む。朝から汗をかいた体に染み渡る美味しさだったんですよね。

そして晩ご飯になると、ドラ吉のお母さんは必ずプロ野球のナイターを見ながら食事をするんです。ボクも陽子も他の番組は見ることはできません。でもお母さんが作ってくれた美味しいおかずをつまみながら、一杯飲むビールがたまらないくらいに楽しみだったんです。そしてお母さんの実家が北海道・お父さんの実家が九州でした。だからおかずの中に、どちらかの郷土料理が出て来たんです。長崎ちゃんぽんと皿うどん。北海道ならカニやバリバリというキノコ。北海道の珍しい郷土料理もいっぱい食べることもできました。

そうそうボクがやっている「おついたち」という、毎月の1日にお赤飯を食べて、家内安全・商売繁盛を祈願する風習のお赤飯が、北海道では甘納豆を入れるってことを、お母さんに作ってもらったお赤飯を食べて初めて知ったんです。本当に美味しいものを食べさせてもらい、色々と教えてもらいました。そんな思い出のある家の片付けをして来ました。寂しかった。もうここに来て、お母さんの作ったおかずをつまみにビールを飲めないと思うと、寂しくて寂しくてしょうがありません。
でもしょうがないよね。

お母さんの思い出は自分の心の中にしまっておきます。今までありがとうございました。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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