湯灌された義母親

昨日は15時まで仕事をして、義母親のお通夜に出席するために、小牧に向かいました。15年前に春日井市から小牧市に引っ越し、そして小牧市の家のすぐ近くの葬儀場で式を行いました。小さくて家族だけでやるには十分な式場です。昨日までは、座敷に病人として寝かされていましたが、枕経を行って仏様になってから湯灌したんです。湯灌すると、本当に亡くなった実感が湧いて来ます。昨日以上に綺麗に化粧をしてもらい、なんか亡くなっているとは思えない姿で寝ていたんです。

声をかけると目を開けそうな、そんな感じでした。祭壇に祀られた遺影を見ると、生前の元気な義母親の思い出が蘇って来たんです。ボクは、年に2〜3回くらいしか会ってませんでしたが、その度に暖かい気持ちで、ボクに接してくれたことを思い出します。持病を持っていて、だんだんと死が近づいて来るのを感じていたら、ボクも覚悟ができていたのですが、元気のまま朝ウォーキングの途中で倒れ、そのままだったですからね。

本当に急すぎてどうにも気持ちの整理がつかなかったです。お通夜の時に喪主であるお兄ちやんが挨拶をしてくれました。その中で「母は、これからも元気で暮らすために、脳トレをやり、塗り絵をやり、6月のカレンダーにはびっしりと予定を書いてありました。それを見た時に胸が痛くなった」と言ってました。この挨拶を聞いた時、涙が出て止まりませんでした。前向きで苦しくても泣き言を言わずに黙々と頑張っていた義母親。本当に急の死に、まだつらく気持ち的に対応ができないボクがいます。

今日はお葬式の日です。いよいよお別れです。荼毘した義母親を見たくはないですが、どうしようもない。今考えてもつらいです。つらいけど骨を拾い、三途の川の手伝いをしてあげないとですね。向こうでは、きっと義父親や兄弟が待っていてくれるでしょう。前向きな義母親ですから、きっと気持ちを切り替えて、向こうの世界で楽しむ準備をしていると思います。
それじゃこれから最後の別れに向かいますね、義お母さん。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ