つらい1日。
5月31日、定休日の朝は、まだ行ったことのない秋葉神社に行きたいと陽子が言ったので、コペン をオープンにして風を感じながらドライブに行きました。途中、佐久間町 西渡にある大好きな和菓子屋「みどりや」に寄り「あんもち」を買ったんです。注文していかないとなかなか手に入らないけど、今回は上手く買えました。秋葉神社に向かう国道152号線の途中の大輪パーキングで、あんもちを食べたくなり、車を止めて食べようとしたら、陽子が「お兄ちゃんから何回も電話が来てる。どうしたんだー。まさかお母さんに何かあった!」もう泣きそうな顔で話かけている陽子、もう涙を流しながら話している。
電話が終わりボクが「どうした!」と聞いたら「お母さんが今朝 散歩の途中に倒れて、救急車で運ばれた。心肺も停止してる。死んじゃったー!」あまりの急な義母親の死に、ボクも言葉が出ずにいました。でも会いに行きたい!秋葉神社への道を逆戻りして、義母親のいる春日井市民病院に向かいまいました。いつかはそうなるだろううと覚悟をしていた陽子も、病院に向かう途中、ずっと泣きっぱなしで、ボクも涙を拭きながら車を飛ばしました。
この日はいつもよりも春日井に行くのが遠く感じました。
病院いついたら、お兄ちゃんが待っていてくれて、下のお兄ちゃんは仕事で来れず。下のお兄ちゃんの奥さんが現場検証に立ち会っているみたいでした。事件性はないということで、終わってから病院に向かって来たんです。義母親に会いたい。少し待っていたら医師が死因の説明をしてくれて、その後に会うことができました。
病室のベットに寝ている義母親の顔は、まるで寝ているかのような穏やかな顔だったんです。でも2度と開かない目を見ると、とても悲しくなって来て涙が止まりませんでした。寝ている義母親の顔を見ていると、この33年間 可愛がってもらった、色々な思いだが蘇って来ました。ボクにとって義母親と一緒に過ごした時は、唯一心が癒される時間でした。気を使わなくてすむ、唯一の空間だったんです。
陽子の実家では、朝起きたらゴルフの打ちっぱなしに行き、帰って来たらビールを用意してくれてる。いたせり尽せりの1日のスタートでした。ボクにいつも気を使ってくれていた義お母さん。いつも自分のことより家族や人の心配をしていたお母さん。もう義お父さんが迎えに来てくれたかな。とてもつらいけど今日は通夜に行きます。仕事が終わったら会いに行きますね。
この記事の投稿者
乗本和男