気になっていた、仏壇に供えるお線香の色々なこと!

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

父親が他界してから、毎日欠かさず仏壇の前に座り、ご先祖様のためにお経をあげているんです。お経の意味は分かりませんが、11年もの間お経を上げ続けてきたら、知らないうちに般若心経も暗唱してしまいました。それもリズムに乗って歌うように唱えるんです(笑)歌のようにリズムよく唱えると、自然にお経が頭の中に入ってくるんです。

今では毎朝仏壇の前に座らなと、1日が始まらない感じがするくらいなんですが、座るたびに思うのが、お供えするお線香のことなんです。お線香も「過去・現在・未来」と3本立てて拝まくてはいけないなんて、どこかからか聞いて来てずっとやっていたんです。そしたら2本で良いという人も出て来て、今では1本だけお供えして拝んでいます。これは調べてみると宗派にもよって変わってくるみたいなんです。

宗派の正式な線香の本数は、天台宗は3本、真言宗は3本、浄土宗は1本、曹洞宗は1本、臨済宗は1本、日蓮宗は1本です。浄土真宗本願寺派と真宗大谷派は、適当な長さに折って寝かせます。
(こちらからお借りしました。)

ボクの家の宗派は曹洞宗なので、1本で良いということなんですよね。そしていつも気になっていたのが、家庭用のお線香の長さなんですよね。14cmくらいの長さで、調べてみると25分前後で燃え終わるようになっているみたいなんです。お経をあげる時間を考えて作られているみたいだけど、25分もお経をあげてませんもん。大体1分30秒くらいで終わってしまいます。

観自在菩薩行深般若波羅蜜多 時照見五蘊皆空度一切苦厄
舎利子色不異空空不異色 色即是空空即是色受想行識亦復如是
舎利子是諸法空想 不生不滅不垢不浄不増不減
是故空中無色無受想行識 無限耳鼻舌身意無色声香味触法
無限界乃至無意識界無無明亦 無無明尽乃至無老死亦無老死尽
無苦集滅道無知亦無得 以無所得故菩提薩垂依般若波羅蜜多
故心無圭礙無圭礙故 無有恐怖遠離一切転倒夢想究境涅槃
三世諸仏依般若波羅蜜多 故得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多 是大神呪是無上呪是無等等呪
能除一切苦真実不虚 故説般若波羅蜜多呪
即説呪曰羯帝羯帝波羅羯帝 波羅僧羯帝菩提僧莎訶
般若心経

調べてみると色々な長さのお線香があるみたいです。

短寸 たんすん。約14cm前後の長さのお線香は短寸と呼ばれます。燃焼時間は、約25分~30分です。短寸よりも長いタイプは長寸と呼ばれ、燃焼時間は約40分です。長い時間の供養に使われます。
大把 おおたば。束になったお線香の巻きが太い製品は大把と呼ばれます。大把よりも巻きの太さが細いものは中把(ちゅうたば)と呼ばれます。
二把入 にわいり。束になったお線香は、数を数える時、一把(いちわ)、二把(にわ)と数えます。商品名に、三把入り、十把入りと表記されている場合、お線香に入っている束の数を指しています。
バラ詰 昔のお線香は、束になったタイプが主流でした。ご家庭でも束になったお線香が使われていました。ご家庭で使用する場合、箱の中にざっくりと入っていると束の紙をほどく手間が省けることから、バラ詰タイプが誕生しました。そうして誕生したバラ詰タイプは、束で入っている製品と区別するためにバラ詰と呼ばれました。
ミニ 短寸よりもさらに短い約9cm前後のお線香です。平日忙しくて、朝、お仏壇で手を合わせる時間を短くできたらというニーズから誕生しました。燃焼時間は約15分です。

こちらからお借りしました。

14cm前後の長さの線香が、1番に使いやすいという理由で、この長さの線香が家庭用として売られているみたいなんです。ボクはたまに早く燃えるように半分に折って、7cmの長さのお線香を使います。仏壇のある居間を、早く離れなくてはいけない時に使うんです。何かあって火事も怖いですからね。線香の長さはあまり関係なく、自分のご先祖様に対する気持ちが大事だってことが分かりました。なんでもそう、思いが大事なんですよね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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