田舎暮らしの「楽しさ、素晴らしさ」を伝えたい。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
ボクが住んでいる佐久間町 浦川は過疎化が進み、人口がどんどん減っています。若い人は出ていき、残されたお年寄りは他界していく、どう考えても人がいなくなってきますよね。でもそんな町で暮らして行かなくてはいけないし、新しい人を呼び込み、昔みたいに賑やかな町にしたいって、いつも考えているんです。
無くなっていく町の商店街。今ではスーパーも無くなってしまい、銀行や農協も出て行ってしまいます。残された商店は、この地区で真剣に生きていこうとしている商売人だけです。そして商売人として、地元で不便をしているお年寄りのことを考えることでした。
割烹料理おかめ屋さんの女将さん(坂根寿美さん)が中心となり、地元の仲間と一緒に「浦川野菜市」をおかめ屋駐車場で始めました。その気持ちと考えに協賛してくれた近隣の町の店が、参加をしてくれて賑やかな野菜市が行われています。商売というより、地元の人のためになればとやっている仕事です。コロナ禍ということで、町外からのお客さんは呼び込んでいません。これでコロナ禍がワクチン接種のおかげで収束したら、大きなイベントとして浦川の町でやりたいですね。
こんな寂しく静かな町になってしまった浦川ですが、住民の皆さんだけではなく、近隣の町の人たちも口を揃えて「浦川がこんなに廃れるとは思わなかった」って言います。ボクもその1人なんですが、まさかここまでひどくなるとは思いもしませんでした。
でも本当は覚悟もしていたかもしれません。それはあれだけあった商店の後継がいなかったことです。後継がいなければ自然に絶えるのは当たり前ですからね。これは商売屋が先を見越して、子供に跡を継がせなかった。浦川がこうなることを予測していたんでしょうね。そういうボクも、子供に跡を継がせませんでした。
後悔とか悔みなんて言ってもしょうがないです。でも人がいなくなり空き家が増えてきたから、また新しいパワーが生まれて、団結力が出てきたのです。ボクたちもコロナ禍の中で思ようには動けませんが、この大好きな浦川の町が、コロナ禍が明けたら人が集まり、また賑やかな町になれるように準備をしなくてはいけないなって考えています。
そのために浦川の魅力を、紹介をさせてもらう機会を作ってもらいました。まだ初めて直ぐなので認知もされてませんが、佐久間町 浦川 という地域に少しでも興味を持ってもらい、いつか足を運んでもらえるように、人の目にとまるように頑張って行きます。こんなご時世です。引きながら攻めながら、微妙な感覚を保ちながらやりたいと思います。
この記事の投稿者
乗本和男