人の心を豊かにする「おついたち」という風習。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

このご時世に商売繁盛・家内安全を祈願しないで、いつするんだと。そんなことを最近は考えてしまいます。1年間以上も続いているこの状態、早く昔の生活に戻れる日が来るといいなって思います。そんな祈願をする風習が「おついたち」です。「おついたち」とは、毎月の1日に美味しいお赤飯を炊いて(レトルトでも、コンビニのお赤飯おにぎりでも大丈夫)1ヶ月間の商売繁盛・家内安全を祈願するんですよね。この歴史ある風習を聞いてから、もう4年近くも続けてやっています。

お赤飯が好きな人にはたまらない風習なんです。だって今でこそお赤飯のレトルトやおにぎりがあるのですが、昔は大事なお祝いの日や紋日にしか食べることができませんでした。ですからボクが子供の頃は、お赤飯なんて滅多に口に入らなかったんです。そもそも餅米が高くて、いつも食べれるわけではなかったですからね。お正月に餅をつくときに食べれるくらいでした。

そんな美味しくなかなか食べれないお赤飯を、毎月の1日に食べれるんですから、大好きな方にはたまらない日なんです。基本的に祈願するのは商売繁盛・家内安全ですが、ボクはその祈願する人の気持ちが大事だと思っています。この世の中ではコロナ禍になり、多くの人が苦しんでいます。その苦しみを少しでも楽にしたい、早くコロナ禍を収束させたい。そんな気持ちが強いはずなんですよね。ですからそんな気持ちを祈願してもいいです。それに子供の成長や大事な友達のことなど、色々とあるでしょうからね。

人が「おついたち」でお赤飯を食べながら祈願する。ってある意味大事なことなんです。それは人は美味しいものを食べると心が楽になり、優しい心を持てるようになります。豊な心って人を幸せにするんですよ。美味しいお赤飯を食べて、心を豊かにして祈願してくださいね。きっと神様が願いを叶えてくれるはずです。


いよいよ明日は5月1日(おついたちの日)です。美味しい風習の「おついたち」を一緒にやってくれたら嬉しいです。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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