浦川漁協の稚鮎の放流が始まりました。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

いよいよ春夏の風物詩、稚鮎の放流が始まりました。毎年のように川の状態に合わせて、放流量や放流の日にちを決めるんです。昔は何もしなくても、自然に稚鮎が季節が来ると遡上して来たんですよね。でも秋葉ダムができてからは、全く遡上することが出来なくなったんです。船明ダムまではちゃんと魚道が付いているので、稚鮎は遡上します。でもその上にある秋葉ダムには無いからできないんですよね。人間に都合の良いように自然を変えるから、色々な障害が出て来ます。

天竜川河口から遡上してくる鮎が激減しているんです。これも色々な理由があるんですが、1つに船明ダムが毎年1回全てのダム湖の水を外に流し出します。その時に、底に溜まっていたヘドロも一緒に流し出すんですよね。そんなことも影響があるかもしれません。それと稚鮎の量を確保するために、養殖の稚魚も放流します。それによって本来の性質の鮎から、また違うタイプの鮎が育ってくる感じがするんです。

そんなのことを今更言ってもしょうがないのですが、ダムが出来る前の、稚鮎がいっぱい遡上した時のことをお客さんが教えてくれるので、ついつい鮎だけのことを考えると言葉に出て来てしまいます。そうはいってもこの季節がやってくるとワクワクしてくるのは、釣り人の性みたいなものなんでしょね。

今年は4月の21日に初回の放流が始まりましたが、ボクが子供の時には3月中に放流をしてました。春休みから稚鮎を狙ってテンカラ(毛ばり釣り)をやったからです。元々は雑魚釣りに行くのですが、やたら稚鮎がかかってくるので、稚鮎釣りになってしまってました。ボクの家の道沿いに、2件の鮎のオトリ売り屋があり、必ずそこのおじさんに釣って来た稚鮎を見せたんです。

鮎の生育を見て、お客さんに今の状態を伝えていたんでしょう。今ではテンカラも禁止になってしまいました。昔は河口の遡上鮎と琵琶湖の遡上鮎しか入れなかったし、量が今の倍近くありましたから、子供のボクたちが釣っても問題はなかったんです。

さて今年の稚鮎の放流に少量ながらも、河口産の稚鮎が取れたことが嬉しいです。やはり大千瀬川と相川は天竜川の支流です。天竜川の河口で獲れた稚鮎が1番この川に合っていると思います。これからどれだけの量が放流されるか楽しみです。鮎の友釣りファンの皆さん、6月の解禁を楽しみにしていてくださいね。

今年は6月5日(土曜日)に解禁はなりそうです。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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