畑の害獣が町に出没、山の生き物の生態系が変わって来た。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

いや昨日は本当にビックリしました。いきなりあれだけの数の鹿が飛び出して来て、信号が赤でスピードを緩めて来たからいいけど、青だったらきっと、スピードを出しているので車とぶつかっていたかもしれません。それに恐ろしいのは、こちらの方で通り過ぎるまで待っていたら、道路の真ん中でこちらを向いて、まるで威嚇するような感じで1頭が睨んでいるんですよね。鹿の群れが皆んな山の中に帰った後、睨んでいたしかも帰りましたが、あれはちょっとゾッとして怖かったですね。

そんな話を、今日来店してくれたお客さんに話したんですよね。そしたら畑を荒らすのも鹿が凄いらしいんです。春になり緑の葉がついた新芽をことごとく食べてしまい、ネットを貼っても破って入ってくるという被害にあっているんですよね。これほど増えてくると、昔は可愛いと思っていた鹿も、恐怖に感じるようになって来ました。これには僕たち人間が大きく関与しているんです。

その1つが狼がいなくなったことです。明治時代くらいまではいたはずの狼ですが、江戸時代に海外から入って来た伝染病によって減ったという話もありますが、やはりなんだかんだといっても、人間が駆除して絶滅させてしまったんですよね。狼が山にいれば鹿は餌になり、ここまで増えることがなかったかもしれません。ただ現在にもいたら山に行くのは少し怖かったかもです。そんな生態系が変わったことで、餌になるはずの鹿が増え続けてしまい、僕たち人間に被害を与えているんです。

そしてもう1つの害獣の猪が減って来ました。鹿が多くなったせいで猪が住めなくなり、人間が住むところまで出てくることも無くなったのと、豚コレラの関係で数が減ったのも要因の1つみたいです。それもあって鹿が人間のいる山里を徘徊するようになったんですね。これだけ多くなると、もっと人間への被害が多くなります。

猟師さんの駆除だけでは、鹿の出生に追いついていけなくなるでしょう。田舎に住む人が減り、どんどん都会に鹿などの害獣が増えてい来そうです。これは田舎だけの問題ではなくて、日本に住んでいる人間の問題になっていくと思います。そう考えると、田舎に移住する人を増やしていくことも大事な対処法ですよね。これから田舎に移住者が増えることを楽しみにしています。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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