やっぱり「アメリカン グラフィティ」を観ると、心が熱くなる!

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

初めて「アメリカン グラフィティ」を見たのは、15歳の夏休みだった記憶があります。ボクがオールディーズにのめり込んでいる時に流行った映画が「グローイングアップ」という1958年のイスラエルの17歳の若者3人が、オールディーズナンバーにのって繰り広げる青春ドラマでした。だから「アメリカン グラフィティ」を観たいという意識はなかったんですよね。あまりにも「グローイング アップ」 が、ボクが当時求めていた青春映画だったからなんです。

でも15歳の夏休みに、友達に借りたVHSで観たのかなんだったか忘れましたが、強烈なインパクトがありました。オープニングに流れる「ロック アラウンド ザ クロック」と、主人公たちの溜まり場「メルズ ドライブイン」が、めちゃカッコ良かったんです。観た瞬間に体が震えたのを覚えています。本当に過去にこんな世界があったんだっていう、驚きと興奮が沸き起こってきたんですよね。

そんな興奮するくらいの映画を、何回か観てはいるんです。でも見るたびに感想が違う。それは主人公が4人いるからなんです。その4人の気持ちや行動を変えて見るたびに、自分の想いと重なって、感想が変わってくるんですよね。そんな中でもやはりボクはカートという主人公が好きでした。頭が良くて町の奨学金で都会の大学に行くんだけど、やっぱり地元を離れたくない、そして初めて地元を離れる不安に迷うんですよね。

そして旅立ちの前日に、イカした美人の女性に出会う。その女性を探したくて、地元のDJの ウルフマン ジャック のところに行く、明日 町を出ていく自分の不安な気持ちを言う。そこで ウルフマン ジャック にTo get your ass in gear」と言うハッパをかけられるんだよね。

ボクもそうだったけど、初めて町を出ていく時って、本当に不安ばかりが付きまとっていた。だからこの言葉は「ビビってんじゃねー、覚悟を決めろ!」って、ボクには聞こえて来たよ。

18年間も暮らしてきた町を、初めて1人で出ていく、その不安さはハンパないものなんです。ボクも仕事柄、何人もの地元の子供たちを送り出してきました。皆んな必ず言う言葉が「不安」でした。久しぶりに観た「アメリカン グラフィティ」を、これから町を旅立っていく子供たちに、ぜひ観てもらいたい映画です。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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