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蕗の薹の味噌和えは、春の訪れを感じます。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
「もう直ぐお正月だよね〜!」って言った言葉が懐かしく感じられる季節がやって来ました。もう年が明けて3月ですよ。今年は寒くて寒くて、久しぶりに水道の水が凍ってしまい。店ではヤカンのシャワーで髪の毛を洗い流すことがあったんです。これって本当に久しぶりで、近年には水道が凍るってことがなかったんですよね。それに他の家では水道管が破裂してしまい、水道屋さんが大忙しで、まだ工事ができない状態の家もあるみたいですよ。
さてそんなことを言いながらも着々と、春の兆しは見えて来ました。ボクが1番に春だなって感じたのが、やはり梅の花が咲いた時です。まだ外の風は冷たくて、花が咲くような環境ではなかったのですが、自然の中で生きているものは、季節を素早く感じるんですよね。ちゃんと綺麗な花を咲かせて、春の訪れを導くような出立でした。春は桜ですが、春の訪れを感じさせてくれるのは、やはり梅の花なんですよね。
そして春を感じさせてくれるものを、毎年くれるお客さんがいるんです。佐久間町中部で旅館と食事を営んでいる森下さんです。冬には猪鍋を出し、常連のお客さんに喜んでもらっています。そんな森下さんの奥さんが、陽子の美容室 楽 の方に来店してくれた時に、春の楽しみなものをいただけると、約束をしたらしいんです。それを、旦那さんが来店してくれた時に持って来てくれたんですよね。毎年のように摘みにいき、春の香りを感じながら料理するんです。
甘味噌味の蕗の薹は、ほろ苦くて春が来たことを告げに来たようでした。昔父親が元気な時には蕗の薹を採りにいき、味付けは難しいので天ぷらに揚げて食べたものでした。最近では鹿が食べてしまうのか、手軽に手に入らなくなって来たんですよね。ボクが外を散歩した時に見つける梅の花を見て春を感じ、ほろ苦い蕗の薹を口の中に入れて、また春の訪れを感じます。
これから春になると、色々な山菜が出て来ます。ワラビにセリ、フキにタラの目など、春の楽しみが沢山 出て来ます。こうやってはるの食べるものが出てくると、自然に元気が出てくるんですよね。春になれば花より団子、美味しいものが食べれるのが楽しみです。
この記事の投稿者
乗本和男