佐久間町 浦川に、町おこしに繋がる起爆剤が立ち上がりました!

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

先日、静岡第一テレビのエヴリーで、地元の浦川の現状を伝えさせてもらいました。その時にボクが発信した言葉が「中途半端な田舎」」でした。その理由として町には金融機関もあり学校もあり病院もあり、スーパーもありの、ど田舎ではないということを強調したんです。でも本当の意味では「快適な田舎」ということをアピールしたかったんですよね。それがここに来て、相次いで撤退もしくは廃業することになったんです。

去年末に地元に1店舗しかないスーパーが廃業いたしました。ご主人の体調が不調なこともあり、しょうがない決断でした。そして唯一の銀行も今年の4月に、佐久間に移転に決まったんです。建物の老朽化ということでした。

そしてそれに合わせて、農協の浦川支店も合併で、10月に佐久間に移転することになったんです。次から次へと続く廃業と撤退で、元々寂しい町がどんどん寂しくなって行きます。これで賑やかかった商店の浦川の「まち区」が、商店が無い町になってしまいました

もう「中途半端な田舎」ではなく、本当の田舎になりつつあります。でもまだJR浦川駅もあり、病院も学校もあります。ここに住むことはまだまだ「快適な田舎」に通じるところが多いです。無くなることで不便さはしょうがないというより、初めからなかったと割り切れば、それもまた普通に過ごせるものなんですよね。後ろを振り向いてもしょうがありません。

こんな状態になると、地元に住んでいる人たちが色々な動きをしてくれます。町で割烹料理おかめ屋をやっている、坂根さんと奥さんの寿美ちゃんが、店の駐車場を活かして、野菜から焼き芋、日常品から惣菜までを販売する市を始めてくれました。

そこに陽子など友達も駆けつけて、賑やかく手伝っているんです。商店やスーパーが無くなることで、困っているお年寄りや町の人たちが少しでも助かるように、みんなの元気な顔を見たくて立ち上げたんですよね。

毎月の第1・第3日曜日の朝の9時から11時までやってます。地元の野菜から惣菜まで、楽しく元気になる市です。こういった活動がどんどん広まり、また「まち区」の中に、色々な店が出来て、町内外からも人を呼び込むことが出来たら嬉しいなって思います。まだまだ始まったばかり、これからの活動が楽しみです。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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