フィフティーズな床屋, 暮らし, 雑感
「マッチクラブ」っていうマッチの好きな人が集まるクラブがあったんです。
こんにちは。
浜松市の理容師 乗本和男です。
朝の日課
僕の朝の日課は神棚と仏壇の拝みから始まります。仏壇に関しては拝むだけでは無く、お線香と般若心経をあげているんですよね。
これも父親が他界してからずっとですから、かれこれもう8年にもなります。もちろん般若心経は暗記でも言えるよになったのですが、いつも線香をあげる時に手間がかかったんです。
それは100円均一で購入して来たライターなんですけどね、消防法か何かで火を付ける時に子供が簡単に着けることができないように着きにくくしてあるんですよ。
そのせいで毎回お線香に火を付けるのに時間がかかってたんです。それを見かねた母親が「そんなライターやめてマッチにしたらいいじゃん」って言ったんですよね。
マッチを使ってみた
でもね頑固なのか(笑)そう言われると意地でもライターを使いたくなるのが性分、頑張ってライターを使っていたんですが、流石に寒くなり手も悴んでますます火を着けにくくなってしまったんです。
そこでしょうがないので(本当は悔しいのですが)ライターを諦めて、マッチを使ったんですよ。久しぶりに使うマッチ、昔は夏に花火とか色々と重宝したのですが、今は手軽なライターに押されて使うことが少なくなったんですよね。
そんなマッチの箱を持ち上げ中からマッチを取り出し、則薬(よこぐすり)にマッチの先を擦り付けて火をつけると、なんか変んに懐かしい感じがしていいなって感じたんです。
そしてマッチの箱をテーブルに置きながらお経を唱え、目線を箱にやったんです。そしたら丁度箱の裏側が見えてまして、そこになにやら書いてあるんですよね。
マッチクラブ?
よーく見ると「マッチクラブ」??
「なんじゃこれ!」ちょっと気になって調べてみたんですよ。そしたらありましたよー、マッチの好きな人が集まるクラブみたいなんです (今は解散してしまいました。)
クラブのオーナーはマッチ製造会社だった「兼松日産農林株式会社」なんですよね。そこにマッチの好きな方が集まり色々なことをやっていたんです。そしてこんなことも書いてありました。
かっこいいマッチの付け方とか・・・。
お店の中とかで、ザラザラしたところがない時はお札で擦ります。
アメリカでは1ドル札ですが、1000円札でも擦れます。紙の表面がザラザラしているからです。テーブルの上にお札を敷いて、マッチの頭に人差指を添えて10センチくらい勢いよく擦ります。
火が着いた時、人差指ははなしてください。
右手で軸をにぎりロウマッチの頭が二重になっている上の部分に親指の爪を当てて 横に爪をスライドさせます。この方法は熟練を要しますが、できるとカッコいいです。 爪を傷付けないように注意してください。
面白いよねー。よくベルトやGジャンでつける映画とかのシーンがあるけど、これはツルツルしていて着かないみたいなんですよ。
【千円札でマッチを着ける】
マッチが着くらしいが・・・。
何故か着かない(๑>◡<๑)
なぜなんだーーー! pic.twitter.com/R68aMd5O3T— 乗本和男 【フィフティーズな床屋の店主】 (@tokayanori47) 2018年1月25日
マッチってかなり昔に使ったことしか記憶になかったけど、改めて使ってみると火の着き具合や硫黄の匂いそしてなんと言えない暖かい火の温もりがいいなって感じました。
手軽で簡単なライターもいいけど、側薬に擦り着け点火するマッチも昭和の匂いがしてちょっとだけファンになった僕でした。
そうそうタバコを吸う方に耳寄りな話し「ライターの高温の炎とは違い、マッチの炎は400℃と低いため、タバコの旨味を落とさないみたいですよ。」
それではまたー。
この記事の投稿者
乗本和男