元気な99歳のお客さん、まるで50代の肌のようです。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

うちのお客さんの最高年齢が99歳なんです。その客さんは浦川で1人でくらいしているんです。自分で朝ごはんを作り、散歩に行き、お風呂を沸かして入る。もちろん車で1時間くらいのところに、息子さん夫婦が住んでいるのですが、たまにくる息子さんに頼るわけでもなく、自立して暮らしているんですよね。

いくつになっても親子関係は変わらず、70代になる息子さんとのやりとりを聞いて、元気だなっていつも感心しているんです。

それでも99歳になると、完璧な自立は大変です。そこで浦川にある「ふれあい」というデイサービスを使って、1週間に何度かは行っているんです。「ふれあい」では、同じようなお年寄りが集まり、ゲームや運動をして楽しみ、お風呂の入浴や食事のサービスも受けられるんですよね。

どうしても男の一人暮らしですから、食事も偏ってしまいます。こういったサービスが受けられるのも、長生きを楽しめる要因になっているんです。そしてやはりサービスを受ける本人が、「ふれあい」に行って、楽しいって感じているかどうかが大事なんです。

さてそんな99歳のお客さんは、とても耳が近いんです。近いというのは、良く人の声を聞くことができるということなんですが、もしかするとボクよりも良いかも。そんなお客さん、気になるのはどんな食べ物が好きかってことなんですよね。

聞いてみると、魚よりも肉が好き、そして鶏肉を良く食べるみたいです。お酒は飲まない。野菜も大好きで良く食べるんですよね。聞いていると、やっぱり脂質の摂取量が少ない感じがします。だから血管に負担をかけていないから、元気で入れるかもしれませんね。

そしてボクがいつもビックリするのは、お客さんの肌なんです。毎回、髭を剃るのですが、その時に肌に触れたり、引っ張ったりするんです。その時の肌の弾力が、まだ50代でもいけるんじやないかなっていう感じです。99歳ですからシミやホクロはいっぱいあります。

でも高齢者になると、大体の人は、肌から油が抜けてカサカサするんですが、このお客さんはツルツルしています。長い間かけて食事や運動によって作られた肌は、いくつになっても若々しいんです。このおき客さんが来店するたびに、ボクもあと46年も生きないといけない。っていつも励まされているんです。今年は100歳です。元気な常連さんで、いつまでも来店してくださいね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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