想いの入ったリーゼントは、その人の人柄を映し出します。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

ボクが作るリーゼントって「ふんわかした優しい感じがする」っていわれます。それって「リーゼントがビシッとキマッてないからかなー」って思ったのですが、よくよく考えると、そんなことはなく、どう見てもビシッとしたリーゼントを作っているんです。

それなのにそうやってお客さんに言われるのは、なぜだろうかなって考えたんですよね。そしてある時に、それがあるものを通しているから、お客さんがそう感じるっていうのが分りました。

普通はリーゼントというと、ヤンキーとか不良とか、世間一般からイヤな目で見られ、それがステイタスのような、自分たちのワルというのを主張をしている部分がありました。ですから一般の方には、あまり良いイメージをもたれることがないんですよね。

      

それに最近ではロカビリーを好きな人が、リーゼントにしてタトゥを入れ、それがなかなか今の日本では、まだ認知されにくいこともあるんです。やはりそうったワルとうイメージがリーゼントから離れないから、リーゼント=ワル=不良 といった方程式が、一般的な社会の中にあるんです。

それならなぜボクが作るリーゼントが、また違ったイメージに見えてしまうのかということですが、それはボクが中学の時から好きだったオールディーズに関係するんです。

オールディーズとは、ボクの中では1960年前後の、1番元気だった時のアメリカの歌や車やファッションなどをいうのですが、アメリカ人の心の豊さとか、未来に向けた夢とか、楽しいことが詰まったこの時代がすごく好きなんですよね。前向きに未来に希望を持っている若者か聴く音楽は、とても心が豊になって人を優しくさせてくれるんです。

そんな時代の音楽やファッションが好きなボク、オールディーズが好きすぎて、当時のアメリカの雰囲気がボクの作るリーゼントを、そんな風に見せるのかもしれません。やはり豊な優しい心を醸し出すオールディーズは、色々なものことに影響を及ぼすんだなって感じました。

ふんわかした優しいリーゼントは、ツッパった角がなくマルくツルってした風に感じるんですね。ヘアースタイルやファッションは、その人の持っている人柄や想いが出るんです。ボクの作るリーゼントを、こんな風に感じてくれるお客さんに感謝しています。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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