フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
床屋で、マスク着用をお願いする辛さ。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
コロナウイルスが寒さともに広がりを見せる状態の中で、ボクたち床屋は何ができるのだろうかって感じた時に、やはり行き着くところは、お互いにマスクをして、感染予防対策をしっかりやりましょうということでした。ヘアーカットをする時に邪魔になるマスクも、耳のところでゴムをクロスさせることで、もみ上げに引っかからないようになり、耳の周りもカットしやすいようになるんです。ですからボクたちもお客さんにマスクの着用を、お願いできるなって思ったんです。
初めてやる時には、お客さんともお互いに慣れてないので、抵抗はありました。やりずらくて、お年寄りなんかは、手が震えちゃって上手くできなんですよね。ですからボクがクロスに作って、耳にかけてあげてます。やはり田舎の人は新しいことは、とても警戒心が強く、とっつきにくいところがあるんです。特にマスクを気にするお客さんから「こんなマスクをお願いすると、嫌われるぞ」なんてアドバイスをもらいました。そんなお客さんには「お客さんの安心・安全のためにお願いしているんです」って、丁寧に伝えると、理解をしてくれてずっとやってくれます。
でもほとんどのお客さんは、気持ちよくボクのお願いを聞いてくれて、しっかりとマスクをかけてヘアーカットをさせてくれます。そしてボクが一生懸命に、安心・安全をお客さんに分かってもらえるようにやっているので、ボクのやってる感染予防対策を見て「大変だけど、ありがたいよ」って言ってくれるんです。少しでもお客さんが安心して来店できるようにやってます。正直な話、やれることは全てやっているので、これ以上の感染予防対策はできないです。お客さんもそれを理解いしてくれて、温かい言葉をかけてくれるんですよね。
そしてその言葉は、ボクがこれからここで店をやっていく上で、とても励まされました。このコロナ禍の中で、大変なことばかり起きてますが、でも新たに自分や仕事のことを見つめ直すチャンスでもありました。これからまだ続くかもしれません。マスク着用も辛いですが、お客さんのためにこれからもやっていきます。ただ顔剃りとシャンプーの時は、マスクを外させていただきます。
この記事の投稿者
乗本和男