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来月はもう年末。今年は年賀状に新たな価値が出てくるかも。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
今年も残すところ後1ヶ月とちょっとです。こんなに早く年末が来るなんて、やっぱりコロナウイルスの関係で、どこにも行かないし何もしてないからなのかなー。あまりにも変化のない日常が過ぎて行き、心がときめくことが少なかったからかもしれない。歳を取るとただでさえ、時間が早く過ぎるのに、今年は本当に特別に時間が過ぎるスピードを感じます。
さて年末の1ヶ月前になるとやり始めるのが、大掃除と年賀状の制作です。毎年その年の干支を使い、友達とお客さんとに分けて作っています。やはり出す以上は自分が気に入ったデザインの絵柄を使いたいんですよね。だから絵柄を考える時間に結構な時間を費やしてしまいます。そんな時には、送りたい人のイメージを大事にして、こんな絵柄の年賀状を送ったら喜んでもらえるかなって考えながら作っています。
昔はプリントごっこという印刷機材を使い作ったので、とても苦労した思い出があります。ただスタンプみたいな感じでどんどん刷れるし、手作り感があって温かみを感じたものでした。でも最近はほとんどがパソコンで作ってしまいます。色々なパターンの組み合わせで、自分の思い通りのデザインが出来るし、何より失敗してもまた直ぐにやり直せるから楽なんですよね。今年が子年ということもあり、ネズミの頭にリーゼントをくっ付けて、それを年賀状のイラストして出したんです。
アイデアを考えるのに時間がかかったけど、でも自分も気に入って出来たから、友達やお客さんに出すのが楽しみでした。やはりどうせ出すのならそう言った、自分が届けたい年賀状を出したいですね。さて今年はコロナウイルスのせいで、身動きが取りにくく、友達や人に容易に会うことが出来ない年でした。これから正月に向けて、もっと感染が拡大したら、益々人と会うことが難しくなって来ます。
そんな中でSNSが有効な手段となるのですが、やはり手書きの年賀状は、お互いの価値観を見つめ直す、1つのツールとして見直されるんじゃないかなって考えています。やはりSNSは便利で、直ぐに会話や情報を得ることができますが、どうしてもデジタル感があり、人の温かみを感じにくいところもあります。その点、年賀状など自筆で書くことで、人の温かみが伝わって来ます。
ボクも、ボクのファンという方から手紙をいただいた時には、SNSより温かみを良いなって感じました。SNSで書いたら楽なのに、わざわざ手紙に書いて送ってくれる。人と人の繋がりってこういった、アナログな世界の方が人間味を感じるんです。もしかしたら、今年はSNSなどデジタルで付き合いが多く、1年経ってもまだ自由にリアルに会うことができない。こういった温かみのある手紙・年賀状を出すことで、人恋しさを求める人が増えて、年賀状に人気が出るかもしれませんね。
それでは、今年も来年の干支に因んだイラストをデザイしていきます。さてと忙しくなるよー!
この記事の投稿者
乗本和男