生活道路の通行止めは、中山間地域から街への移住を促すことになる。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

佐久間町を割るように流れている天竜川に架る、国道473号線 原田橋が崩落して、8年という歳月を大変な目に合い、過ごして来た僕たち住民だからこそ、今回通行止めになっている国道152号線を使っている人たちの気持ちが痛いほど分かります。どちらの道も生活道路として、山奥の人たちは使っているんですよね。この道が使えなくなることで、生活にかかる負担が、とてつもなく大きくなるんです。それがいずれ過疎化が進む浜松市中山間地域に、拍車をかけて街への移住を押し進めていくような感じがします。

正直な話、生活道路が不便になると、そこに住む住民の気持ちって変わってくるんです。生まれたこの地に一生住んで行きたいと思っていても、働く場所がないわけです。そこで街に1時間以上かけて通勤し、それでも地元に住みたいという気持ちがあったんですが、こういった通勤など生活道路が通行止めになることがあると、通勤に1時間以上もかかっているのに、それ以上また1時間近くかけて通うことになるんです。

普通の人ならこんな状態が続いたら、確実に町を出ていきます。でも山奥に住む人は地元を愛して、そこに住みたい気持ちが強いから、頑張って大変な通勤距離を通っているんですよね。でもね、それも道がまた直ぐに開通すると信じているから、残っておれるんです。
先日説明があり、行ってきたお客さんに聞いたら「トンネルを補強して開通になるのは、早くても来年の3月になると言ってました。でもこれからこういったことが、たびたび起きてしまい、通行止めが何回もあるようなことになると、街への移住も視野に入ってくることでしょう。

僕たち新しく完成した原田橋を使うことができる佐久間町の住民は、三遠南信道が出来たおかげで、浜松中心に行くことが容易になりました。そして通勤にも、凄く時間の短縮や安全性を考えても楽になったんです。

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この三遠南信道はこれから水窪町を通り飯田市に抜けて行きます、早くこの道をか開通させて、国道152号線の奥の町の、水窪町や城西地区や山香地区の人たちが、崩落の多い国道152号線を使わなくても、安心して浜松市中心に通えるようになることが、これからの山奥の生活には必要なことなんです。国道152号線が使えるうちに、三遠南信道の開通を早く急いでほしいものです。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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