面倒な髭剃りの仕方の紹介です。髭は蒸してから剃ってね。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
男性にとって朝の髭剃りは、毎日の日課になっています。床屋ではお客さんの髭を剃るんだけど、毎日の習慣で髭を綺麗に剃って来店する人がいます。もちろん僕たちは楽ですが、なんか床屋で剃った感じがしませんよね。ただ綺麗に髭を剃って来たつもりでも、鏡を見てやると手が逆になるからやりずらいし、面倒だと鏡を見ずに慣れで電気髭剃りで剃れば、知らない間に髭は残ってしまっているし、なかなか綺麗に剃れないもんなんですよね。
ボクは仕事柄、髭剃りはカミソリで剃ります。毎日のように剃るので、逆剃りはしません。なぜ逆剃りをしないかというと、逆剃りすることで、盛り上がった毛穴が深く剃られることで、血が吹きやすくなるからなんですよね。そして顔に似合わず肌が弱いので、炎症を起こしやすくなります。ですから一定のお客さん以外は、あまり極端な深剃りはしないことにしているんです。
では電気髭剃りはどうかとうと、カミソリより皮膚に対しての良さそうな感じがしますが、実はカミソリと同じで、皮膚の表面の角質をとってしまうことで、肌のバリヤが薄くなり炎症を起こすこともあります。それに逆剃りをしないと上手く剃れないので、ついつい深剃りをしてしまい、皮膚の炎症が起きることが多いです。髭の皮膚が紫色に炎症してるお客さんのほとんどが、電気髭剃りなんですよね。カミソリとは違い、逆剃りしないと綺麗にそれないから、皮膚に強く当てることで傷めてしまうことがあるんです。
それにこれは電気髭剃りの人に気をつけてほしいのだけど、髭の剃り残しは無いようにしないと、気がついたら、その髭が長く残ってしまうことがあります。特に首回りの髭を残してしまい、髭が長く伸びてしまっているお客さんがいるんですよね。そうなるともう電気髭剃りでは剃れなくなります。そこでボクがいう「首回りはカミソリで剃ってください」ってことになるんです。
電気髭剃りではそれなくなった伸びた髭は、カミソリ(T字)で剃ってください。カミソリなら綺麗に剃れます。ですから首回りの髭が残らないように、電気髭剃りで綺麗に剃るなら、首回りだけはカミソリで剃ってくださいね。ボクは仕事柄というのもありますが、電気髭剃りは便利ですが、カミソリ(T字のカミソリ)を推進します。毎日剃る髭です。逆剃りをしないで剃れば、古い角質を取り除き、新たらしい角質を浮き出し、皮膚を綺麗にしてくれます。
髭だけではなく、産毛も綺麗に剃れるんですよね。それによって顔全体を明るくしてくれるんです。そしてT字カミソリを使う時は、髭を蒸して柔らかくして剃るといいです。蒸しタオルも簡単に作れます。タオルを湿らせて程よく絞り、ジップを閉めて電子レンジで500Wで60秒やってみて、ぬるかったらまた少しづつ温めてください。気持ちいいと感じるのは、40〜45℃くらいです。タオルを絞って顔に当てた時に「気持ちがいい」と感じるくらいがいいですね。その後少しタオルをギュッと抑えると、皮膚に密着してより蒸し効果を発揮します。
でもやっぱり電気髭剃りの方が、便利でいいやって方も、たまには産毛や残りの髭をするためにも、カミソリを使ってみてください。
この記事の投稿者
乗本和男