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浜松市 佐久間町 浦川、大千瀬川の賞金首を仕留めに来てください!
こんにちは。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
外来種って日本古来のいきもより強いことが多いんです。日本は島国、だから他の強烈な天敵になる様な生き物が、入ってこなかったから生態系が保たれて来たんだけど、昭和になり戦争や食糧不足を懸念して、海外から新しい食糧として、生き物を輸入したんですよね。でもそれがあまり日本人に人気がなかったり、食糧不足が回避されたりして、そのまま野に開放してしまったんです。
でもそんなことをされて困るのが、日本古来の生き物と、それを育てている人たちです。ボクの住む佐久間町浦川には、漁協があるんです。そこのでは、地元の大千瀬川と相川などの河川を管理しているんですよね。山深い支流にはヤマメの稚魚を放流して、春の解禁を楽しみにしています。そしてなんといっても、夏に向けて鮎の稚魚の放流も大事な仕事なんですよね。まだ秋葉ダムが出来ない時には、天然の鮎がこちらの川まで上って来たんです。でもダムが出来てからは稚魚を買い、地元の川に放流しているんです。
その鮎の稚魚の値段もだんだんと高くなってしまい。なかなか良い稚魚が手に入らなくなって来ました。その上に、1番のメインでなくてはいけない、天竜川の河口から遡上する稚魚が捕れなくなって来たんです。今年は1番多く入れたい遡上の稚魚が0だったんですよね。そのためのに琵琶湖さんを買って来たり、静岡の鮎の試験場から買って来たりして稚魚を放流しているんです。その稚魚たちは、あまり追いの良い鮎は少なく、群れてしまう性質の鮎なんです。散らばることが少ないんです。
そうなるとどんなこと起きるかというと、まず天敵の鵜が狙って来ます。群れている鮎は彼らにとってとても獲りやすいでしょうね。それに危険を知らない養殖の稚魚ですから、警戒心もないかもしれません。そのために、多くの稚魚が餌となってしまうんです。そしてそれだけならまだしも、今度は、豊根ダムや佐久間ダムから放流して住み着いた、獰猛な天敵のブラックバスやブルーギルが川の中で繁殖そして、メチや増えて来たんですよね。
これらは何の警戒心がない養殖の鮎の稚魚を、追いかけて食べます。またこのブラックバスやブルーギルには天敵がいないために、どんどんと増えているんですよね。そうすると稚魚が食べられて、夏の本番には楽しみにしていた鮎の友釣りは釣れなくなってしまいます。そこで浦川漁協は、ブラックバスとブルーギル、ニゴイ(在来種)を釣ると、1匹あたり300円の報償金をくれるんです。
ブラックバス&ブルーギル&ニゴイ を釣りに来てください。釣ったら浦川漁協に売りに行けば、10匹で3000円の売り上げです。大きさに関係ないので、バシバシ釣ってお小遣いにして、鮎や雑魚の天敵を減らしてくださいね。
この記事の投稿者
乗本和男