ペット火葬場に初めて行ってきました。

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。

20日、用事を済まして家に帰ってくると、先に部屋に行った妻の陽子が、大きな声で泣き出した。なんだと思って走って行ったら、愛犬のルウが旅立っていたんです。丁度次の日は大事なオールディーズ パーティのある日で、悲しむ時間もなかったんですよね。

そして今日、ルウを火葬場に連れて行きました。何度来ても辛い火葬場です。生き物の体をこの世から消し去る場所です。辛い想いのまま火葬場にて、ペット用の火葬の受付をして来ました。

ルウがうち来たのは今から16年前のことです。上の娘が思春期で、犬を飼いたいって泣きながらいうわけです。僕は昔から犬が大っ嫌い。その理由は、小さい時に犬に追われたことがあるんです。めちゃ怖かった。その日からずっと犬に触ることすらできなかったんですよね。

いつまでもそのトラウマは続いていたんです。僕が娘に「だめだ!」というと、泣き崩れ陽子が「買ってやればいいじゃん」とうわけなんです。陽子は犬を飼っていた経験から、実は飼いたかったんでしょうね。

僕もしぶしぶ了解して、娘たちが飼いたい犬を買ったんですよね。綺麗なパピヨンでした。僕の経験上、犬は大体4年ぐらいで旅立っていたので、4年我慢すれば良いのかって思つていたら、買った後に「15年は生きるに」と聞いて、その時のショックは今でも忘れません。

でも見れば小さくて綺麗で可愛いんです。ケージの中で遊ぶパピヨン、名前を娘がルウと付けました。名前も可愛く外見も綺麗だったので、手で撫でてやろうとすると、いきなり怒ってガブって僕の指を噛んだんです。鋭い歯のせいで、指からは血が出て来ました。

それからといものまたまた怖くなって、なかなか触れなくなったんです。陽子もよく噛まれてました。それでも触るからね。僕はほとんど触ってないです。怖いから。そんなことがずっと続いていたんですよね。結局は旅立つ時まで触ることができませんでした。

「いつか一緒に旅行に行こうね」なんて言っても、噛みつく癖があるので、今一歩踏み出せないで過ぎてしまったんです。それから今月の28日月曜日、丁度休みなんで、ルウを連れて川でバーベキューをやろうって決めていたんです。それ残念ながらできなくなってしまいました。

今日はそんなルウを火葬するために、時間を作り浜北斎場に行って来ました。ここでは重さで火葬代が決まります。ルウは小さかったから1番軽い2キロ以下の1250円でした。中に入ると、ちゃんと線香をあげる祭壇があり、そこで線香を陽子とあげて、ルウの冥福を祈って来ました。

なんか犬嫌いの僕でしたが、今ではだいぶ犬も触れるようになったのは、ルウのおかげでもあるんですよね。16年も一緒にいて、何回触ったのだろうか。それでも最後の別れは目頭が熱くなって来ました。
さよならルウ、本当の名前はクララちゃん。あちらに行ったら、もう噛み付いたらだめだに。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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