「角が取れた」リーゼントは、女性に人気!

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。

リーゼントのことを聞くと イカツイ・オトコラシイ・ワル・・・なんて言葉が、女性の口から出てきます。正直な話しリーゼントとは、どうしてもヤンキーのイメージが強いんです。80年代に流行った横浜銀蝿などの、ちょっとツッパッた感じが、ワルというイメージを与えてきたのかもしれません。でも実はリーゼントというのは、1950年代にイギリスで流行って、中年男性が好む紳士的なヘアースタイルだったんです。タイトにおさめるヘアースタイルが好まれたのかもしれないですね。

白人主体のアメリカで、本来はそんな紳士的なヘアースタイルが、1955年にエルヴィス・プレスリーによって、大人が嫌う長髪の毛をポマードで撫で付けて、フロントは膨らますポンパドールに、短髪だった当時の優等生とは違う髪型にしたのが、リーゼントの意識を変えた初めての出来事だと思います。若者に影響力がある歌手のエルヴィスがリーゼントにして、白人なのにダボダボのスーツにマンボ ズボンを履いて、まるで黒人が好む格好で歌ったのが、PTAにとって悪という印象を当てたのかもしれません。

でもエルヴィスはそんな悪というイメージはなく、自分が生まれ育った環境が、そういった黒人の多い地域だったので、無意識のうちにそのスタイルが普通になっていたんです。ロカビリーが白人の間で流行り、それこそPTAがエルヴィスは悪だという審判を下したせいで、リーゼントも悪のレッテルが貼られたんですね。

ちょっと横道にずれてしまいましたが、リーゼントでも形によっては、ワルというイメージを持たせないようにできるんです。それが僕が言っている「角を取る」なんです。リーゼントって、皆さんビシッとバシッと決めていることが多いんです。でも少しだけ、ある部分だけを崩すことで、とてもイメージが柔らかくなるですよ。それがフロントのポンパドールを崩すことなです。僕の友達のリーゼントファンの女性は「崩れかけたリーゼントの男性にビビってくる〜」って言ってますもん。

ビシッとしたリーセントは男らしく「角が取れた」リーゼントは、柔らかく女性のハートを掴む、そんなヘアースタイルだと考えています。リーゼントしにして女性に意識されたい。そんな人はポンパドールを崩してください。その時の自分の気分でリーゼントをどうするか!決めてみるのも面白いですね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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