僕が特別養護老人ホームにヘアーカットに行く理由。

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。 

今日は2ヶ月に1回の出張ヘアーカットに行ってき来ました。いつも楽しみに待っていてくれる、おじいちゃん・おばあちゃんに会いに行って来たんです。コロナウイルスが蔓延してきてから、入居者の方に会うのが出来なくなっているんです。いつも来てくれる家族に会えないなんて、とても辛いだろうなって感じながら、特別老人佐久間の里に行って来ました。

施設は今まで以上に感染予防対策をしっかりやられてます。もちろん入り口を初め、至る所に「面会禁止」の張り紙が貼ってあります、入居者の親族の方の中には、どうしても会いたい人もいるでしょうが、やはり身体の免疫が落ちているお年寄りばかりです。症状のない感染者が来ても、それを防御する方法がないんです。もしコロナウイルスが入ってしまったら、重症化する確率が高くなってしまい。クラスターも発生して大変なことになってしまいます。

そんな感染予防を確実にやりながら、ヘアーカットをやらせていただきました。まず施設の中に入ると必ず検温と手指消毒が義務化されています。そしてマスクを着用して施術を行うわけですが、僕たちはマスクとフェースシールドもやり、手袋もして、おじいちゃん・おばあちゃんの感染予防に気をつけました。もちろんフェースシールドはキムタクも使っている眼鏡型のものですよ。

 

このフェースシールドのせいでしょうか、おばあちゃんが男性の僕に、ヘアーカットをしてほしいという依頼が来たんです。そのおばあちゃんは凄く女性らしい方で、いつまでも異性に興味がるんでしょうね。異性に触れてもらうことが嬉しいんだと思います。

やはりいつまでも綺麗で若々しくいるためには、異性を意識するくらいでないと、知らない間に老けてしまうことになりかねません。僕のヘアーカットを気にってもらい、ついでにお顔剃りのオーダーもいただきました。久しぶりに剃った顔がツルツルになり、笑って喜んでもらえて嬉しかったです。

そして4年ぶりにあったおじいさん、もう93歳で5年くらい病院に入ったり出たりしてました。そしてこちらの施設に最近お世話になるようになったんです。とても鮎の友釣りが上手い方で、いつも僕にアドバイスをしてくれたんです。そんなおじいちゃんに僕のこと覚えてるって言ったら、フェースシールドのせいで、初め分からない感じでしたが、取ったら「かず坊か」って覚えてくれていたです。

このおじいちゃんだけ僕のことを小さい頃から「かず坊」って呼んでくれていたんですよね。この施設に来ると知っている顔に出会うことが出来ます。懐かしい話もしたりと、元気をもらうことができるんです。そんなおじいちゃん・おばあちゃんの元気な顔をいつまでも見ていたい。そんな理由で2ヶ月に1度、出張ヘアーカットに行ってます。今回もいつもの元気な顔に会えてよかったです。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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