フィフティーズな床屋, 佐久間町の紹介, 暮らし, 雑感
お祭りが終わり、改めて神事と余興の違いを確認した。
こんにちは。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
昨日ついに今年のお祭り(神事)も終わってしまいました。僕が生まれてこの方、浦川のお祭りの余興が中止になったのは、初めてじゃないのかな。中止になった記憶が今までに無かったですからね。本当は今年のお祭りのことはブログに書くつもりはなかったんです。
どうしてもお祭りが神事ではなく余興と勘違いしている僕がいるので、もし書いたりすると変なことを書きそうな感じがしたんですよね。でも1日過ぎたことで自分の中でもちゃんと整理がついたんで、今年のお祭りの余興が出来なくて残念だったことを書く気になったんです。
お祭りは毎年 8月第1の土曜日です。ただ一昨年までは、土曜日・日曜日とやっていたので、お祭りの余興だけは日曜日に片付けをした後に、屋台を引き回していました。ただ子供の減少、住民の高齢化によって、こういった町の大事なイベントが盛大に出来なくなってくる傾向にあります。
高齢の方が増えれば、当然のようの余興の数と時間を減らし、楽な方へ移行したいはずなんです。ただ残っている若者と中年の一部、そしてお祭りだけには帰ってくる子供たちが、それを許さないんですよね。
お祭り=神事 ということは僕もわかっています。でも僕たちにとってお祭りは、余興の部分がほとんどのウエイトを占めているんですよね。ですから、余興がなくなってしまったことで、今年はお祭りがなくなったと思い込んでしまっているんです。
本当は全く違い、ちゃんと神事をやったのだから、お祭りは無事に今年も済んだのです。地元の氏神様に去年の1年間を感謝して、また新しい1年間の無事を祈願するのが本当のお祭りで、余興は賑やかしです。
でも本当は神様のためのお祭りと分かっているから、神様が宿った御幣を神輿や屋台に乗せて、それをみんなで担ぎ引き回すんですよね。やはりお祭り=余興 という観念の中にあっても、神事のない余興は、クリームを入れないコーヒーみたいなものです。味気ないんですよね。やはりお祭りは神事があるからこそ、賑やかく余興ができるのだと思います。
さてお祭りが終わってしまったことで、来年の祭りまで後364日です。今年は出来なかったお祭りに余興を来年は倍返しで楽しみたいです。
この記事の投稿者
乗本和男