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マスクの湿気に気をつけてね。顔の水虫になるかも!
こんにちは。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
コロナウイルス感染予防のためにマスクをするのですが、何かのきっかけで肌荒れがしておかしいと思ったら、顔の水虫になってしまっていることがあるんです。指の爪に水虫ができた人は見たことがあるのですが、僕もこれは初めて聞きました。その方は女性の方だったんですが、毎日のように洗顔をして顔をきれいに洗っているのに、なぜなんでしょうかね。
色々な疑問が自分の頭の中に浮かんできます。足は靴を履いているから、汗かきの人は蒸れて白癬菌は繁殖して、水虫になりやすいんだろうなって分かるんです。でも顔はねー。それも女性ですからね。なんでこんなことになったのか聞いてみたんです。
そしたらその女性は毎日のように洗顔をします。そしてコロナウイルス対策として、マスクを被る時間が長くなったらしんです。しかもそのマスクは使い捨てなのに、何度か使い回ししていたんですよね。元々汗かきな体質で、マスクしてることでマスクに覆われている顔の部分が、かなり汗をかいたみたいんです。そして白癬菌て、ジメジメしているところには繁殖しやすいみたいだから、マスクの部分が足蒸れと同じようになり、顔にも水虫ができてしまったみたいなんです。
怖いよね!白癬菌てケラチンを主食としているから、皮膚や毛や爪にもできるんですよ。でも普段はしっかりと洗っているから付着しづらいんだけど、マスクをつけることで、長い時間も蒸れてしまったのが、顔が水虫になった原因かもしれません。
ただ僕は、2つの状態が重なったからだと考えています。まず顔やマスクに白癬菌が付着してることが前提です。1つ目は洗顔をしすぎて、他の雑菌から守ってくれるバリヤの役割の常在菌が弱まっていたこと。そして白癬菌が好む、蒸れ蒸れの状態がマスクの中で起こってしまったこと。足とかに水虫を持っている人は分かりませんが、男性で洗顔する方は少ないですからね。皮膚をしっかりと常在菌のバリヤが守ってくれているんですよね。
うつらない対策としては、皮膚は常在菌に守ってもらうため、泡の出る強い洗剤で洗わないか、水かお湯で洗うのがいいかなって思います。そしてマスクは用事のない時にはマメに外す。そして毎日のように変えることが大事ですね。顔にできると少し恥ずかしいのもあります。気をつけてください。
おまけの話し(水虫を治したくない人の話し)
ある皮膚科の病院での話し。
「水虫を治したくないんです……」
これは数年前、ある60代の男性の患者さん(X氏)から聞いた言葉です。家族に水虫を治すよう促されているものの「治したくない」と言います。その理由は「かくと気持ちいいから」。X氏によれば、リラックスした時空間で水虫のできた足をかくことが「至福のひととき」だそうです。
色々な人がいるものですね。
この記事の投稿者
乗本和男