フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 雑感
髭剃りで出来るニキビをなんとかしたい!
こんにちは。
浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。
ヘアーカットや顔剃りをして、お客さんの容姿を綺麗にするのが、僕たち床屋の仕事です。そんな髭剃りの時に気をつけているのが、顔に出来たデキモノなんです。それはなぜかと言いますと、顔を剃る時にはカミソリを使います。そのカミソリの刃が、デキモノに当たると削ってしまい、肌を傷つけてしまうからなんですよね。ヘアーカットする時も顔を剃る時も、皮膚の炎症やデキモノには充分注意をして施術を行なっています。
最近というか夏になると少し増えてくるのが、肌荒れなんです。冬の寒い時に出来そうなものですが、それとはまた違い、雑菌が繁殖して出来たものなんですよね。それが1度できると、病院などに行って、薬をもらわないといけなくなることにもなりかねません。でもこんなご時世ですよね。なるべくなら病院に行きたくはりません。ですから行く前に、出来ることやることをやってみるのも大事なんです。
この肌荒れって実は髭がある場所に出来やすいんです。それは髭を剃る時に、電気カミソリを使い、その電気カミソリを強く押し当て、その刃を毎回のように掃除をしないからなんです。どうしても髭って剃り始めると深くしっかりと剃りたいんですよね。これは男性のサガかもしれません。でもそれがいけないんです。強く当てることで皮膚の表面を傷つけてしまうんですよ。そして消毒をしてない電気カミソリでまた深く当てると、そこに繁殖した雑菌が、皮膚の中に入ってくるんです。
皮膚の表面には、常在菌という皮膚を雑菌から守ってくれる、大事が菌があるんですが、それを強く押し当てた電気カミソリで削り取ってしまうんです。もちろん、Tの字のカミソリでも消毒しないで深剃りばかりしてたら同じようなことが起きます。その後にカミソリを消毒して同じようにやっても決して綺麗になりません。それは強くやりすぎることで、皮膚を削ってしまうからなんです。
ではどうしたらいいのか!
僕はお客さんに言います。肌を大事にしてください。髭を剃る時は必ず皮膚を守る、カミソリが滑りやすくなるようなものを付けてください。実際に綺麗になったお客さんに聞くと、「クリームズクリムを付けて、髭をカミソリで剃った」という話を聞きます。頭皮のガサガサもブツブツも、使うことで綺麗になったんですよね。でもそんなクリームズクリームを使う時には、カミソリの使い方もちゃんとしないと、また肌を痛めてしまうので気をつけてください。
ローション代わりにクリームズクリームを使い髭に塗ります。まず力を入れなくてもいいように髭を蒸して柔らかくしてください。そして必ずTの字、なるべく肌に負担がかからないように、髭が生えている方向(逆剃りはしない)に1回だけ剃るようにしてください。まだざらっとしていても気にしないでくださいね。そして使ったクリームズクリームで、しっかり洗顔をしてください。それを繰り返してみてください。肌に優しい方法なので、常在菌も戻って昔の綺麗な髭肌に戻ると思います。もしダメだったら、病院に行ってくださいね。
この記事の投稿者
乗本和男