出張床屋は、安否確認も兼ねた、おじいちゃんを励ます応援団!

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。

コロナウイルスが浜松市内でも感染者が続出し始めました。そしてなんといっても、クラスターが発生したことが、いよいよ本格的になって来たのかなって思います。そして「GO to トラベル」を使い楽しい旅行に行っている方も、しっかりと感染予防対策をして、またしっかりと予防対策をやっているホテルや店に行ってほしいです。せっかく行くのにビビりながら行っては、いくら安く行けても楽しくないので、気をつけながら楽しいんでほしいです。

さて僕の住む佐久間町ではまだ感染者は出てません。でも出たらえらい騒ぎになるでしょうね。もしかすると町の感染の広がり方によっては、ここに住めなくなるかもしれないですね。田舎って直ぐに特定されるし、近所付き合いが多いから、何かがあると一気に噂も広がることが多いです。そして何より年寄りが多いということです。高齢者が感染してしまった場合は、ほとんどの方が重症化することが多いみたいです。それを考えると、地元に一軒しかない自分の仕事の責任の重大さを感じます。

そんな地区の中で、今日は出張床屋に行って来ました。いつも僕が来るのを待っていてくれるおじいちゃんです。一人暮らしで食事は生協の宅配を頼んでいます。週に何度かデイサービスを使い、3年前に車の免許を返納してから、行動が不自由になってしまいました。来店するのに、家から最寄りの駅まで歩いて30分以上はかかります。腰が曲がり杖をついてでは、その道のりは遠いんです。ですから、いつも出張依頼を受けています。

お客さんの家に着くと、楽しみにしていてくれるおじいちゃんが笑顔で迎えてくれます。いつもの玄関に椅子を置き、ドアを開けて気持ちのいい風を感じてヘアーカットしてるんですよね。いつもと同じように世間話をして、おじいちゃんの今の状態を聞いたり、安否確認を兼ねた仕事です。でもこういった出張床屋は、時間がかかり大変なことですが、楽しみに待っていてくれるおじいちゃんに会いに行く楽しみもあるんです。いつまでも元気にいてほしい。そんな気持ちから、感染予防対策をしっかりして行って来ました。

おじいちゃんは一人暮らし山奥に住んでいるから、人恋しいんですよね。そんな話し相手になことができて、良かったなって思います。ひとり暮らしの老人宅への出張床屋は、安否確認も兼ねた、おじいちゃんを励ます応援団です。また電話を頂戴ね。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ