フィフティーズな床屋, 仕事観, 暮らし, 雑感
他店からお客さんを引き継ぐ大切さ。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
僕たち自営業は色々な理由で、廃業することがあります。お客さんが来店しなくなって・他の仕事をやりたくなって・後継ぎいなく体力的に限界を感じて・・・、いつくかの理由があるのですが、もしボクが廃業する時には、後継ぎがいなく体力的に限界に来た時ただと思うんです。
最近、ボクの地区にあったもう一軒の床屋が店を廃業いたしました。その店は地元では有名なお店で人気店でした。ボクが実家に帰ってきてから、ご主人が他の仕事に着き始め、奥さんが1人でやっていたんです。元々人気店ですから、旦那さんがいなくなってもお客さんも引き続き来店していたんですよね。
それから30年経った今年の4月に、お客さんに手紙を出して、4月末で床屋を廃業する連絡したみたいなんです。その床屋は理容組合から脱退していたので、直接的な繋がりはなく、ボクの店のお客さんから「もう一つの床屋がやめたみたいだね」って聞いたんです。「そんなことはない」と思っていたら、、周りの人からもそんな言葉を聞くようになってきたんです。でも実際に廃業したのが分かったのが、新規のお客さんからの予約電話が入ってきてからなんですよね。
その床屋が廃業したのはとても寂しいことですが、そこのお客さんがボクのところに来店してくれて、凄く気が引き締まる気持ちになります。これだけ多くの床屋や美容室がる中で、何十年もお客さんに気に入られていた店から受け継ぐわけです。きっとお客さんも緊張しますが、ボクも緊張します。初めはなかなか気に入った感じに出来いないかもしれませんが、お客さんを引き継がせてもらった以上、早く、新規のお客さんの心を掴む床屋になりたいと思っています。
新しい物もどんどん出来ていく都会とは別に、山奥ではどんどん商売をやっている店がなくなっていきます。凄く寂しいことですが、店に来店してくれるお客さんが、楽しい日常を過ごせるように、これからもお客さんに寄り添って頑張っていきます。
この記事の投稿者
乗本和男