叔母を見舞って感じた、いずれは訪れる老いという現実。

今日は連休の2日目とうことで、のんびりするつもりでしたが、用事が入ってしまいました。それは母親の三人姉妹の2番目の妹(1番下は今年旅立ちました)が、病気のために寝たきりになってしまい、浜北区にいる娘のところで介護されているんです。おばさんは1人で床屋をやっていたのですが、ある日病気になり、治療を兼ねて入退院を繰り返していたんです。そんな状態でも、床屋をやり続けていたのですが、病気で足が動かなくなり、自分で1人では何もできなくなってしまい廃業したんですよね。

自営っていつ廃業する時なのか悩むんです。特にお客さんも少ないながらにしても、既存のお客さんがいる以上ヘアーカットすることに責任を感じているんです。ですから自分が動けるうちは、お客さんの期待に答えたい気持ちでいっぱいになるんですよね。そんな叔母でしたが、こうなってしまった以上、廃業をするしかなくなりました。きっと、とても辛い思いでこの決断をしたと思います。

それから病院に入院して治療に専念したのですが、長い期間の入院と床屋を廃業したという気持ちから、認知症になってしまったんです。まさかおばさんがそんな病気になるなんて、思ってもいませんでしたが、色々なものが重なってこんな風になったんでしょうね。それでもまだ顔を見れば誰だか判断ができると従姉妹が言っていたので、会いに行って来たんです。14時に行くつもりでしたが、少し時間を早めて13時に着くようにしました。

従姉妹の自宅の近くに来た時に「もう着くから」と連絡を入れたら「今、母はぐっすり寝ちゃって起きないの」って言われたんです。でもここまで来たので顔を見に行って来ました。家に着くと、叔母さんが寝ている部屋に案内されて、会うことができました。介護用のベットに仰向けに気持ちよさそうに寝ています。少し顔がむくんでいるような感じでした。母親は寝ている妹と話したそうでしたが、部屋を移して従姉妹と3人で、これからのことを含めて話をしたんです。

色々と話していると、だんだん自分の将来とダブって見えて来ました。自分ならどうするんだろう。もう近い将来かもしれない。どうすれば良いんだ・・・。いずれは必ず来る老いによる最終章。ちゃんとどうするのか考えて、これからの人生を楽しめるようにしていきたいなって思いました。

 

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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