山奥の唯一の楽しみ「夏祭り」が中止になった。

しょうがないとは分かっているが、どうしても諦めつかないものもある。それが山奥で唯一楽しみなお祭りが中止になったことです。もちろん中止になったといえ、神事は今年も行われるんですが、余興がなくなってしまうんですよね。最近ではお祭り=余興 になってしまっています。山奥の祭りは、出て行った子供達が帰ってくる時なんです。正月は寒いから帰って来ない、お盆はお祭りと近いから帰って来ない。そんな1年で1番賑やかくなる時なんです。

僕も今年で53歳になります。これだけ生きて来て、祭りの余興が中止になったのは初めてです。若い頃とは違い、それほど祭りが来ても心がトキメクことも少なくなりました。でも準備をしていてだんだんと祭りが近づいてくると、ワクワクしてくる感覚は、若い頃と何にも変わらないなって感じているんです。根っから祭り好きなんでしょうね。そんなお祭りも年々少子高齢化で、参加できる人が少なくなって来ました。

人がいなくなると大変なのが、一人一人の負担が大きくなってしまうことなんです。同じ人が祭りの準備を何十年もやることになると、その方も年齢が上がり、準備するのに辛くなって来てしまうんですよね。でも後を引き継ぐ若者がいないから、ずっと同じ人がそのやくをやらざるえなくなってしまってます。今の地元の祭りは60代の方が中心になってやってくれてます。余興を担当する町勇蓮(昔の若蓮)も、60代以下の人が少ないんですよね。ですからこのままいくと、準備ができなくなり、これから先は余興も取りやめるものが増えてくるかもしれません。

そんな話を地元のお客さんと話してしいたら、お客さんが「こういった(コロナウイルスで中止)ことで、田舎の小さなお祭りの余興は無くなって行くんだろうな」って言ったのです。1年やらなとその分パワーアップして来年できたら良いんですが、若者がいない山奥は、一気にパワーダウンしてしまうことになるかもしれません。どちらにしてもこれから暖かくなり、色々な楽しみが増えていくはずの山奥ですが、今年は静かなまま過ごしていくことになります。

本当に辛いコロナウイルスとの共存。感染することができないし、このストレスを早く発散したいし、このなんともならない状況にもっとストレスがたまります。緊急事態宣言が解除になっても、コロナウイルスに感染する確率は0ではないです。もしここで通常の生活に戻って感染したら、この山奥の町では生活できなくなってしまうでしょう。そのくらいの覚悟が特にここでは必要になります。
そう考えたら祭りの余興の中止も正しい選択です。本当に残念ですが、来年はパワーダウンをするんではなくて、必ずパワーアップしたお祭りの余興ができるように、今年からイメージを膨らまして行きたいなって思います。

 

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています! フィフティーズ、ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0 follow us in feedly

ページ最上部へ