フィフティーズな床屋, 仕事観, 床屋ネタ, 暮らし, 雑感
出張床屋は、一人暮らしの老人の安否確認も兼務してます。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
僕の店のお客さんは、来店者の方ばかりではありません。体が不自由になってしまい、自分では来店でいなくなってしまったお客さんもみえるんです。そんな方のために、出張床屋をやっています。ただこういったお客さんはお年寄りの方がほとんどで、体も弱く免疫も下がっている方が多いんすよね。ですから細心の気遣いをして行かなくてはいけません。
そんなお客さんから出張床屋の依頼が入りました。最近はお客さんがかち合わないように、1人づつしか入れないので、1人のお客さんにかかる時間が凄く長くなるんです。そのために当日や前日では、希望の時間に入れれないこともあるんですよね。そのお客さんも、急の予約だったので、日にちをずらしてもらったんです。それはこちらからお客さんの自宅に伺うために、かなりの時間を使うからないんです。その間を作らなくてはいけないんですよね。
行って帰ってくるという時間が増えるために、自分利益のことだけを考えると決してプラスになりませんが、行った先でお客さんが嬉しそうな顔をして待っていてくれると、「また来ないとな」って気持ちにさせてくれるんです。このご時世ですから、人の家に行くのは嫌がるかもしれません。昨日もブログに書いたように、自分がしっかりとした感染予防をしていれば、優しいくゆとりにの持てる心になるんですよね。それに予約される方は、お年寄りの方がほとんどです。ですから逆に感染をさせてしまわないように気をつけないといけないです。
暑さが照りつける庭で、お客さんが笑顔で待っていてくれました。いつもヘアーカットする場所は日当たりの良い玄関です。そこにはちゃんと椅子を置いてあり、いつでも施術できるようになっているんです。月に1回の僕との会話の時間。おじいちゃんも人と話す機会が少ないから、テレビで観た色々なニュースのことを話す話す!人恋しくてしょがなかったような感じでした。背中も曲、歩くことさえ容易ではないのに、来るたびに持してくれる野菜のこと(今回は竹の子)が、竹藪が枯れて竹の子が出てこなかったから、あげれなくて申し訳ないって僕に言ってくるんです。
そんなことも気にしてくれるから、僕もおじいちゃんのところに出張に来て、色々と話したりするのを楽しみにしているんですよね。さて夏向きにいつもより少し短めにカットしたよ。これで当分の間は、スッキリした気持ちの良い状態でいれるはず。おじいちゃん、また髪の毛が伸びて来て人恋しくなったら、予約の電話をちょうだいね。出張床屋に行けるのを楽しみにしています。
この記事の投稿者
乗本和男