春の楽しみの山菜、ワラビとゼンマイの違い。

こんにちは。

暖かい春がやって来たのに外出の自粛が続き、気持ちも晴天の空を見上げるような、スキッとした感覚にはなかなかなれないですね。でも確実に春やって来て、僕たちの体に暖かいパワーを入れ込んでくれてます。そしてその証拠に自然界では、春になるとあちらこちらから、命の息吹が吹き出しているんですよね。はい、大好きな山菜がいよいよ食べれる季節になりました。まだ始まったばかりですが、これから色々と食べれると考えると、気持ち的にも明るくなって来ますよね。

そんな矢先の今日、お客さんにワラビをいただいたんです。綺麗に揃えてあり、見た感じ茎が太く美味しそうなワラビでした。そんなワラビを僕が見ていると嫁さんが来て「あれ、ゼンマイどうしたよ!」って言うわけですよ。「おいおい!俺はゼンマイではなくてワラビだよ」ってうと、「そうなんだ!ゼンマイだと思った」とうわけです。確かにちっと見た目では、ゼンマイとワラビって大した違いがないように感じますが、実は形も味も食べるまでの課程も違うんですよね。

ワラビは採って来て、1日だけアク抜きをすると、次の日には早速食べれるんだけど、ゼンマイはそうはいかないんですよ。ゼンマイを干した時に出るなんとも言えない臭いって嗅いだことがありますか?今の子供たちはきっと知らないだろうな。僕が子供の時には、この季節のなると必ずというほど、家の前の日当たりの良い場所に、後座を敷いて茹でて揉んだゼンマイを干してあったんです。その時のツーンとした臭が独特なんですよ。

そして形も色も時期も少しづつ違うんです。

ワラビ・・・先が人の拳のような玉ができるんです。色は緑か紫色。4月の中旬から出て来ます。
      1日重曹につけておけばアク抜きができて、美味しく食べることができます。

ゼンマイ・・・先がグルグルとゼンマイのようになっていて、綿と言うか産毛が付いているんです。
       色は茶色です。3月の中旬から出て来ます。悪が強烈なので、アク抜きをし茹 
       でて、揉んで天日干しを5〜6回繰り返す。

これだけ違いがあるんです。春に出てくる他の山菜はアクが強いです。必ず重曹や米糠や灰でアク抜きをしてくださいね。それでは、山菜の料理を楽しんでください。

 

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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