床屋でリーゼントをオーダーする時は、ボックスカットと言ってね。

こんにちは。

浜松市佐久間町の床屋 乗本和男です。

リーゼントを作る時に、1番作りやすいヘアスタイルのカットの仕方が、ボックスカットというものなんです。名前のように四角い箱をイメージしてカットするのですが、ただ正方形にカットしてもそれだけでは、カッコいいリーゼントにはなりません。ボックスカットをどうお客さんの顔の形や髪質などに合わせて、作ることができるかってところが腕の見せ所です。

僕が店でリーゼントのオーダーのお客さんをカットする時には、ボックスカットに入る前に、お客さんとフロントの長さ(どのくらい垂らしたいのか出したいのか?ポンパドールを作る時の長さ)を決めます。そしてサイドとバックをどのくらいの長さにしたいのか、お客さんの中には、横はあまり短くしないで、耳が隠れるくらいに長くして、それを後ろにポマードとスプレーで流したい人がいます。僕は裾周りはスッキリと短い方が好きなので、お客さんには提案させてもらっています。

リーゼントを認識する時に、フロントのポンパドールが1番気になるところなんです。前から言ってますが、ポンパドールもサイドバックもダックテールも全ての名称をリーゼントと呼んでいるんですよ。ですからポンパドール=リーゼントの認識が高いのなら、ここを1番の注意点として、大事に作っておかなくてはいけません。

フロントの部分は後でカットするように取っておきます。そして周りの長さを先に決めることで、フロントの出し具合や高さを調節できるんですよね。さっきも書いたのですが、リーゼント=ポンパドールという認識が強いので、1番大事なフロントは後に取っておくんです。それとさっき耳周りはスッキリさせることを提案していると書きましたが、前割りをスッキリさせるとフロントのポンパドールを強調することができるんです。

前回行われたヘアショーの時に、ライブ前のリーゼントのセットを何人かやったのですが、その時にボックスカットにしてないために、作りにくい方がみえたんです。僕がやって作りにくいということは、きっと本人も作りにくいはずなんですよね。ですから普段は髪の毛をおろし、リーゼントではないヘアースタイルにしていても、ライブの時とかには作りやすいボックスカットをオーダーしたら、きっと自分でもっと作りやすくなるはずです。これからはライブにはビシッとリーゼントで行きたいと思っている方は、そんなことを床屋でオーダーしてみてください。きっとライブに行くのが、今以上に楽しくなると思います。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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