2019年「ヘアーサロン ノリモト」の最終営業が終わりました。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

今日は12月30日、2019年最後の営業日となりました。この1年間は色々なことがありました。凄く嬉しいことや、悲しいこと。商売をやっていると人と接することが多いから、人を通してのことが多いですよね。自分の店事でいうと、多くのお客さんが来店できなくなってしまいました。

病気になり長期に入院したり、認知症になり特別老人ホームに入居したり、車がなくなり自宅まで出張床屋に行ってきたりと、色々な変化がありました。ただ1番悲しいのは、星になってしまうお客さんですよね。そんな客さんは、昔から僕の店を可愛いがってくれた人なんです。僕を小さい時から知ってくれていて、いつも昔の話しで盛り上がって、ヘアーカットしてました。
高齢者の多い町にいると、そういった別れが多すぎて、辛くなる時もあります。

ただ僕は4年前からSNSで自分の「人となり」を発信していて、それに共感してくれた人が、お客さんとして来店してくれることが多くなりました。こんな浜松市の何もなくなってしまった山奥の佐久間町で、床屋をやっているのですが、わざわざ来店してくれるお客さんに本当に感謝しています。来店してくれることが凄い励みになるんです。これからも自分の良し悪しを発信して、僕に共感してくれる人が増えてくれたら嬉しいです。

それと僕が1番大きな出来事だなって感じているのが、10月に行われた消費税の増税に伴う料金の改正でした。小さな商売にとって消費税と言えども、料金を増やさせていただくというのは、かなり勇気がいることなんですよね。正直な話し、今までは内税としてやってました。それだと仕入れなど経費にかかる消費税が重く利益にのしかかってくるんです。小さい消費税がボディーブローの様に効いてくるんですよ。ですから今回は思い切って、初めて消費税をいただくことにしたんです。

まだしっかりとは分かりませんが、消費税の増税からお客さんの来店が、どういった形に変わってくるか気になるところです。消費税といえども料金は値上がりしました。ほとんどのお客さんは、何も気にしないで消費税分を足して、支払いしてくれます。逆に「どうせならもっとあげたら良かったね」なんて言ってくれるお客さんもいました。この増税分をお客さんが高く感じるのか安く感じるのかは、これからの僕次第なんですよね。来年はもっとお客さんに、「乗本和男にヘアーカットしてもらって良かったなー」って感じてもらえる様な、そんな仕事をしていきたいです。

本当に2019年、この1年間も山奥の床屋「ヘアーサロン ノリモト」の店長、乗本和男と多くを共感してくださりありがとうございました。また来年も一緒に楽しんでくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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