フィフティーズな床屋, 趣味, 雑感
ダサいことをやり続けると「カッコいい」に変わる。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
『ダサいことをやり続けると「カッコいい」に変わる』
これってロックシンガーの矢沢さんが言っていた言葉だけど、そのことを聞いて「そうだよな」って共感しました。だってどんなことでも、コツコツずっとやり続けるって、凄い大変なことです。そしてそのダサいことも自分の中ではカッコいいって言い続けて来たから、それが本当にカッコよくなっていくんだよね。これって自分のプライドというか、続けていくことで財産になっていくんです。それは誰も真似が出来ない、とてつもない財産になるんですよね。
僕が床屋をやり始めたろは、まだヤンキーとか暴走族がいたんです。修行に行っていた春日井市にも愛春連合というチームがあって、そこのチームのメンバーがよくヘアカットに来てくれてました。当然ヘアスタイルはリーゼント。その時の僕のヘアスタイルもリーゼントでした。高校の時からリーゼントが好きだったから、ずっと続けてきたんだよね。そのおかげでお互いにリーゼントという共通点ができて、チームのみんなに紹介してくれたんです。
それから実家に帰ってきてもリーゼントだったけど、バブルが弾けた頃から「俺もボチボチ普通のヘアスタイルにしよう」なんて思い、当時流行ったヘアスタイルにしたんだけど、やっぱりしっくりこないし、カッコいいとも思えなかった。だからそれからはリーゼントを続けているんです。そのおかげで、最近では僕のことをリーゼント好きな床屋と認識されるようになって来ました。
今でもそうかもしれないけど、リーゼントって本当に好き人しかやらないヘアスタイル。今の若者に言わせたらダサいって言われるかもしれない。でも何十年も続けて来たと聞いたら、カッコよく感じるかもしれません。それはずっと自分が好きなやりたいことを、コツコツと続けて来たことが凄いことだからなんです。リーゼントのことを書いてみましたが、なんでも一緒ですよね。自分の好きなことがダサいことでも、それを何十年も続けることは容易ではないです。それをやり続けることが、いずれ「カッコいい」と呼ばれるものになるんだなって感じました。
この記事の投稿者
乗本和男