作るヘアスタイルで、ヘアドライヤーを使い分ける。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

店で使っているドライヤーは、2種類のものを使っています。1つが復元ドライヤーというもの、そしてもう1つが電子ドライヤーというもです。電子ドライヤーは熱で乾かす昔から使われている一般的なドライヤーで、復元ドライヤーは電子の振動で乾かす、ちょっと特別な仕組みなんですよね。最近では値段も高いけど、髪の毛のことをよく考えて作られたものが多くなってきました。

そんな中で僕が使っている復元ドライヤーはニクロム線を使ってますが、60℃〜85℃までしか熱が上がりません。髪の毛はに60℃以上の熱で乾かすと、髪のキューティクルが傷んでしまうので、その予防には凄くいいんです。じゃなぜ低い熱でも乾かせるのかというと、実は育成光線という特殊な光線を出していて、その光の振動で乾かすんですよ。ですから熱は低くてもいいんです。

この復元ドライヤーは髪の毛にとても良くて、髪の毛を傷めないし髪の毛がツルツルになるんですよね。店で売り始めてから合計で53個売れたんです。値段も2万円くらいしたのに、人気があったんですよ。でも少し使いにくいところがあるんです。

(20年以上使っている電子ヘアドライヤー)

熱が低いために、熱で形を作るヘアスタイルには使いづらいんです。髪の毛というのはケラチンでできてます。ですから熱に凄く弱いんですよね。そのために髪の毛を傷めないのは良いのだけど、熱で髪の毛を曲げたりすることが苦手なんですよ。そこで使えるのが、昔からある電子ドライヤーなんです。

電子ドライヤーは熱を発するこることで髪の毛を乾かすんですが、70℃〜140℃くらいの熱を出します。熱に反応する髪の毛には、形を作るのにはこちらのドライヤーがいいんです。僕がいつもリーゼントを作るのにはこのドライヤーを使うんですよね。熱も丁度よく、リーゼントのフロントのポンパドールを凄く作りやすいんです。

電子ドライヤーっていうのはニクロム線がくねくねと曲がって入っているですが、このニクロム線に電気が走ると熱を持つ性質があるんです。その熱で乾かすんですよね。ニクロム線はかなり高い熱が出るのですが、安全装置が付いて、70℃〜140℃までしか上がらないようになっているんです。ドライヤーの使い分けは、髪の毛をどうしたいのかによって変えてます。もしドライヤーを買うときに悩んだら、髪の毛を美髪にしたいのか、ビシッと形を作りたいのか、考えて買うといいですね。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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