フィフティーズな床屋, 仕事観, 暮らし, 雑感
作るヘアスタイルで、ヘアドライヤーを使い分ける。
こんにちは。
浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。
店で使っているドライヤーは、2種類のものを使っています。1つが復元ドライヤーというもの、そしてもう1つが電子ドライヤーというもです。電子ドライヤーは熱で乾かす昔から使われている一般的なドライヤーで、復元ドライヤーは電子の振動で乾かす、ちょっと特別な仕組みなんですよね。最近では値段も高いけど、髪の毛のことをよく考えて作られたものが多くなってきました。
そんな中で僕が使っている復元ドライヤーはニクロム線を使ってますが、60℃〜85℃までしか熱が上がりません。髪の毛はに60℃以上の熱で乾かすと、髪のキューティクルが傷んでしまうので、その予防には凄くいいんです。じゃなぜ低い熱でも乾かせるのかというと、実は育成光線という特殊な光線を出していて、その光の振動で乾かすんですよ。ですから熱は低くてもいいんです。
この復元ドライヤーは髪の毛にとても良くて、髪の毛を傷めないし髪の毛がツルツルになるんですよね。店で売り始めてから合計で53個売れたんです。値段も2万円くらいしたのに、人気があったんですよ。でも少し使いにくいところがあるんです。
(20年以上使っている電子ヘアドライヤー)
熱が低いために、熱で形を作るヘアスタイルには使いづらいんです。髪の毛というのはケラチンでできてます。ですから熱に凄く弱いんですよね。そのために髪の毛を傷めないのは良いのだけど、熱で髪の毛を曲げたりすることが苦手なんですよ。そこで使えるのが、昔からある電子ドライヤーなんです。
電子ドライヤーは熱を発するこることで髪の毛を乾かすんですが、70℃〜140℃くらいの熱を出します。熱に反応する髪の毛には、形を作るのにはこちらのドライヤーがいいんです。僕がいつもリーゼントを作るのにはこのドライヤーを使うんですよね。熱も丁度よく、リーゼントのフロントのポンパドールを凄く作りやすいんです。
【ヘアドライヤーの掃除】
仕事が終わり、いつも使っている電子ヘアドライヤーを掃除しました。
ファンにホコリが溜まると、故障の原因にもなります。ご家庭のヘアドライヤーも定期的に掃除をしてくださいね。 #フィフテーズな床屋 pic.twitter.com/d0GDQyJoR7
— 乗本和男 (エルヴィス)【フィフティーズな床屋の店主】 (@tokayanori47) 2019年11月7日
電子ドライヤーっていうのはニクロム線がくねくねと曲がって入っているですが、このニクロム線に電気が走ると熱を持つ性質があるんです。その熱で乾かすんですよね。ニクロム線はかなり高い熱が出るのですが、安全装置が付いて、70℃〜140℃までしか上がらないようになっているんです。ドライヤーの使い分けは、髪の毛をどうしたいのかによって変えてます。もしドライヤーを買うときに悩んだら、髪の毛を美髪にしたいのか、ビシッと形を作りたいのか、考えて買うといいですね。
この記事の投稿者
乗本和男