消費税を加算して2週間が過ぎました。お客さんの気持ちに感謝です。

こんにちは。

浜松市佐久間町の理容師 乗本和男です。

初めて消費税が導入されてから、常に内税としてやって来ました。自分の地域はお年寄りも多く、消費税に敏感な生活をしている人も多いんですよね。ですから地域性を考えて、これまで消費税を内税にして来ましたが、流石に全てのものが10%になってしまい、僕たちの店も加算させていただくしかなくなりました。

僕が店に戻って来てから、30年間の間に1度しか値上げをしていません。そのせいかお客さんには「床屋の値段はずっと上がらないんだね」なんて言われてましたが、実は上げ高かったのです。ただ先ほど書いた地域性やお付き合いの関係もあり、上げなかったんです。これだけ上げてないと、消費税分をいただくことすらも、遠慮がちになってしまうんですよね。

10月の1日になり、1番初めに消費税を頂いたお客さんに「申し訳ありませんが、10%の消費税をいただきます。よろしくお願いします。」と言ったら「もちろん、いくらに何るの?これはしょうがないよね。」って言って、気持ちよく消費税を加算させてくれました。僕も断る人はいないと思っていましたが、何かイヤを少し言われるかなって覚悟はしていたんです。

でも暖かい気持ちでお支払いしてくれて、凄く嬉しかったです。それから2週間が過ぎて、今までずっと消費税を頂いてますが、中には「ついでに値上げもしな」って500円も余分に置いてくれたお客さん。新規で来店してくれたお客さんは「顔そりもして耳掃除もしてくれて、7500円くらいすると思ってました。安いです。」なんて言ってくれました。

自分の技術や価値を安く売って来たつもりはないのですが、こんな気持ちの良いお客さんが来店してくれいて凄く幸せです。小さな商売屋にとって辛い消費税の加算でも、お客さんの暖かい言葉をもらうと凄く励みになります。これからもお客さんに迷惑をかけたくないではなくて、お客さんに消費税分以上の心地よさを感じてもらえるように精進していきます。

よろしくお願いします。

 この記事の投稿者

乗本和男

浜松市の山奥にある佐久間町というところでフィフティーズな床屋 「ヘアーサロンノリモト」を営んでいます。フィフティーズ・ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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