「無人販売所」にはお年寄りが作る、心のこもった野菜を売ってます。

こんにちは。
浜松市の理容師 乗本和男です。

山の中にある無人販売所

山の中に来ると道の片隅に小さな小屋のようなものが立っています。近づいているとそこには美味しいそうな色々な野菜が置いてあり、売っているんですよね。でもそこは周りを見ても誰も居ない無人の販売所なんですよ。

昨日 来店してくれたおじいさんの趣味は畑仕事なんです。子供達も街場で生活をしていて、奥さんも他界し1人で先祖代々の土地や畑を守っているんですよね。子供達が街に引っ越しておいでと言っても、この慣れ親しんだ土地から離れることはなかなか出来ないんですよ。
そんなおじいちゃんには少しだけ楽しみがあるんです。それは自分の畑で取れた野菜を、食べてもらうということなんですよね。せっかく作った野菜をタダでもらうのもなんだからと、いつもあげていた近所の人に、無人の販売所を作ったらどうかと言われたんです。

土日は販売しない

それなら自分が作った野菜を、色々な人に食べてもらえると考えて早速作り販売したんです。もちろん野菜を売って儲ける気なんてないんですよ。もしできたら畑の肥料代や、野菜の種を買う時のお金の足しになれば嬉しいなって考えて始めたんですよね。
そんなおじいちゃんが作る野菜は毎日の様に無人販売所に並んでいます。時間によるかもしれませんが、出した瞬間から売れ切れになることも多いんですよねー。野菜は四季によって出すものが違います。もちろん冬は出すものがないから休みですけどね。

ただおじいちゃんもみんなに喜んでもらいたくて、毎日の様に出していたんです。土日も関係なくね。でも悲しことが頻繁に起きたんですよ。無人販売所で出してる野菜の料金が、土日だけ少なく金額が合わないんですよね。


初めはそれでもと考えて続けていたんだけど、あまりにも金額が違うから土日はやめちゃったんです。土日はドライブなどで県外から遊びに来る人が多いんですよ。そのせいかお金を入れずに野菜を持っていってしまう人がいるんですよね。おじいさんも悲しくて、そんなことを買ってくれる人にさせたくなかったから、土日はやめてしまったんです。

「無人販売所」にはお年寄りが作る、心のこもった野菜が売ってます。

僕も畑をやっているから、どのくらいの労働力を使わないと野菜ができないか知っています。だから知っている人は大変なことを理解しているからそんなことはしません。1袋が100円です。決して高いとは思えなし、そんな盗んだ野菜を食べても、美味しくないと僕は感じます。
でもねそれとは別に街場の人でこなんことがあり、おじいさんも感動してました。お金を入れる箱の中に、手紙が入っていたらしいんです。それにはこう書いてあったんですよね「すみません、今持ち合わせがないので、後で払いに来ますのでよろしくお願いします」

その手紙を見てから数日後に箱の中を見ると、出店した野菜の数より多くのお金が入っていたらしいんです。そしてお礼の手紙が入っていたんですよね。おじいさんも嬉しくなって探したのですが、名前だけではどこの人かも分からず、僕に「世の中には正直な人もいるもんだなー」って嬉しそうに話してくれました。


お金に欲のないおじいさんです。お金がいっぱい入ってから嬉しんではなくて、そんなことをしてくれた、真っ正直な人がいたことが嬉しかったんですよね。おじいさんの作った野菜は売るためのもではなくて、人に喜んでもらうためのものなんだなって改めて感じました。
「無人販売所」にはお年寄りが作る、心のこもった野菜を売ってます。お金を払って、美味しく食べてくれたら嬉しいなって思います。

 

 この記事の投稿者

乗本和男

フィフティーズ、ロカビリーが大好きで自然に囲まれながらロックな毎日を過ごしています。町の人に喜んでもらえる床屋を目指しています!
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